OLYMPUS E-510+ZD14-54mm F18 1/1 ISO100
休みがとれたので、長野・新潟県境の鍋倉山を歩いてきた。
ブナの原生林で知られた山のようだ。
これだけみごとなブナ林を歩いたのは久しぶりだが、一日たっぷりと荘厳なブナ林を楽しむことができた。
巨ブナの森太郎と森姫も見ることができたが、ちょっと楽しみにしていた謙信ブナは、どれがそうだかわからなくて残念だった。
きのこの種類は今ひとつだったが、ブナ林らしい各種きのこを見ることができた。
本日見かけたきのこは、チシオタケ、ドクツルタケ、シロナメツムタケ、ヌメリツバタケモドキ、ナラタケ、キララタケ、オツネンタケモドキ、アカチシオタケ、ニカワチャワンタケ、ブナハリタケ、ナメコ、ミイノモミウラモドキ、ナガエノスギタケ、キツネノチャブクロ、タヌキノチャブクロ、ブナシメジ。
ナメコはやっぱり、ブナ林の宝石だ。
ブナ林にはこんなにもたくさんのキノコが生えているのですね、吉瀬さんのお宅の方では先ずきのこを買って食べるなどと言うことは無いんでしょうね。
ちょっと山に入ればこのように野性のきのこが自生しているのですから。
写真のなめこはとても美味しそうです、採取してご自宅に持ち帰りなめこ汁にしたらさぞや美味しいことでしょう、羨ましい限りですよ。
うちの方の浅い里山でもまだ幾種類かは探せばあるのかもしれませんがこちらの里山はほとんどが雑木林です。
ちなみにご紹介のこのきのこ類ですが毒キノコもあるんでしょうね、吉瀬さんほどのキノコについての知識のあるかたならば毒キノコと食用キノコは識別も簡単にできるんでしょうね。
それとこうした食用のキノコ類は一旦採取してしまうと翌年はもう生えてこないのでしょうか?
奥秩父まで行けばブナが生えていますが、近所にブナはありません。
もっとも雑木林の方がきのこの種類は多いと思います。
きのこの同定はとても奥が深くて、断定するのはむずかしいものです。
実にきれいな写真ですね。きらきらするナメコの傘が磨かれた玉のようです。
先日の大きなキノコは、サイトの写真を拝見して「ムレオオフウセンダケ」かなと思いました。ありがとうございます。「大黒」と書かれているのを読み間違えたのかもしれません。
キノコを1000種類以上特定できる人は何々と、名称があるそうですね。
1000種とは凄いです。
開発その他によって豊かな山里が台無しにならないことを祈るばかりです。
滋賀県湖西部や北部山中は廃村が進んでいます。
今、きのこ写真の練習中なので、おほめいただいてうれしいです。
学問は皆そうでしょうが、上にも書いたとおり、きのこもまた奥が深いです。
ムレオオフウセンタケの写真は、もっとよいものと交換したいのですが、なかなかめぐり会えないでいます。きのこの場合、一期一会でして、いい状態のものに出会えるかどうかは運ですし、いい写真を撮ったつもりでいても、帰宅後モニターで確認してがっかりということがよくあります。
このサイトを開設して11年たち、きのこ写真も少しずつ更新しています。飽きもせず続けていますので、いつかムレオオフウセンのいい写真を見ていただけるのではないかと思います。
湖西にはあまり出かけたことがありません。比良に何度か登った程度です。歴史のあるところだと思いますが、古い村がさびれていくのは残念なことです。
湖西の山中も、秋はさまざまなきのこが楽しみだったそうです。福井・京都県境に近い方には、ブナの原生林もあるそうです。
つれあいの里はゴミ処理施設の建設の代償に、数年前に失われました。
「住むのが大変だから廃れるのだ。」とか言いますが、他のところもそればかりではなさそうです。
山林が荒廃していくのを想像するのは悲しいです。
余呉町の呉枯ノ峰は低山ですが、立派なブナ林があります。同じく七七頭ヶ岳の山頂近くも若いブナ林でした。
山村が廃れることによって、山とともに暮らしてきた日本人の優れた知恵や技が消えていきます。それはとても残念です。この映画
http://blog-yasutani.xrea.jp/blog/archives/2007/08/post_1228.html
やこの映画の原作本
http://blog-yasutani.xrea.jp/booklog/2006/04/post_94.html
を見ると、そんなことを痛感します。