日が短くなったため、退勤後の農作業がほとんどできなくなってしまった。
休日の作業だけでは不十分だし、休日は原則として遊びたいので、本日は2時間のお休みをいただいてサツマイモの収穫。
今年は、安納芋、ハヤト、シモン1号の3種類を植えた。
シモン1号は白色の芋なのでひと目でわかるが、ハヤトと安納芋は、いずれも薄い褐色の芋で、外皮の色だけでは見分けがつかない。
ハヤトと比べると、味は安納芋の方が鮮烈で甘みも強い。
ハヤトだってじゅうぶんに甘い芋なのだが。
これらオレンジ色系のサツマ芋のすぐれている点は、どちらかというと粘質系の芋だという点である。
当地で最も一般的に植えられているのは「紅アズマ」だが、この系統の芋の特徴は、粉質系の芋だという点だ。
けっこう甘いのは事実だから、これを好む人がいてもいいと思うが、「紅アズマ」系のサツマイモはふかし芋だと、お茶を飲みながら食わないとしゃっくりが出て困る。
その点、安納芋やハヤトは、芋の質がしっとりしているので、食べやすい。
その上、安納芋の甘みは鮮烈で、目が覚めるようだ。
今年はだから、安納芋をたくさん植えてみた。
しかし、結論的に言えばうまくいかなかった。
最大の原因は、苗の植え方にあったと思う。
苗から採った苗がじゅうぶん伸びる前に、ほとんど挿し木のような形で植えたのは間違いだった。
今まで、サツマイモで失敗した経験がなかったので、適当に植えてもどうにかなると思っていたのだが、安納芋の栽培は、その他の芋ほど簡単ではなかった。
ほとんどのツルにろくな芋がついていないばかりか、芋が一つもないツルが何本もあった。
平均して1本のツルに小さな芋が1個くらいしかつかなかった。
ハヤトとシモン1号はそんな植え方でもどうにかなったが、安納芋については、たかがサツマイモと侮ったのが敗因だった。
来年こそは、安納芋を山ほど収穫してみたい。
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