「薪拾いイベント」とは、秩父市が進めているバイオマス発電について啓蒙するために、燃料となるスギ・ヒノキ間伐材を人力で搬出するというイベントだった。
一般市民中心の参加者だったので、会場は旧吉田町の大田部峠近くの市有林。
自動車道路のすぐわきだったから、搬出自体は容易だった。
午後は上吉田にある「元気村」の敷地にあるバイオマス発電所の見学と薪作り体験。
自宅の薪作りでまだ腰が痛いので、薪作り体験はパスして、敷地内にある足湯で休ませてもらった。
バイオマス発電とは、乾燥させた木材のチップを加熱して可燃性のガスを発生させ、そのガスを燃やして発電するというものである。
間伐材を使うので、手の入った森林の材積はいずれ増加するから、大気中の炭素量は減少する。
発電に伴って発生する熱も回収されて浴場などに使われる。
ガスを取ったあとのチップは粉状木炭となって多方面に利用できる。
バイオマス発電は、日本の現状にマッチしたクリーンで持続可能なエネルギーである。
きわめて先駆的な秩父市の試みが、成功してほしいものだ。
イベントのあと、畑に行って農作業。
水汲み、灌水、ニンジンの間引き、アスパラガスの植え替えと追肥、キャベツ予定地のうね立て、ジャガイモ予定地の穴掘り。
ジャガイモの植え穴1本掘ったところで日没。
写真は元気村バイオマス発電所の心臓部ともいうべき、ガスエンジン。
チップガスを使ってこのエンジンを駆動し、発電器を回す仕組みである。
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