イワナがハエタ

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 朝から荒川水系渓流保存会の飼育池で検卵作業。

 このところ、水温が7から8度と高いため、水生菌(カビ)がかなり発生している。
 水生菌は死卵につくのだが、死卵から発眼卵へも広がっていくので、蔓延させないためには死卵を丹念に除去するしかない。

 そんなわけで、午前中はずっと検卵。
 午後帰宅して煙突掃除。

 夕方から秩父市内で瀬音の森源流部会の忘年会。
 本日は岩トレだったのだが、検卵の人手が足らないことが予想されたので、岩トレは失礼させていただいた。
 おいしいお酒が飲めてよかった。

 写真は本日の在来イワナ卵。
 ほんのわずかだが、11月初旬に採卵したうちの一部が孵化していた。
 これは、入川支流K沢から採捕してきたイワナから採卵したもの。

 他の兄弟より数日早く孵化したのだが、一人前の顔をしている。
 秩父地方では、人間以外の生き物が生まれることをハエルという。
 かくて、在来イワナがハエタのである。

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