タレントの清水国明らを原告とするブラックバスリリース禁止無効訴訟の判決が出た。
原告側の主張の詳細を把握していないので、立ち入った論評はひかえるが、MSN-Mainichi INTERACTIVEの記事によると、清水らは「再放流を信条としてバス釣りを楽しむ権利を奪い、憲法が保障する『幸福追求権』を侵害している」と訴えていたというから、あきれてしまう。
つい先日、サイトの読書ノート((『淡水魚にかける夢』))に「神が人間に理性を与えたとすれば、われわれにとって所与の生態系をいかに維持するかということに全力を傾けて腐心することが、人間の存在する意味なのではないでしょうか」などと書いたばかりなのだが、密放流魚釣りを「幸福追求権」だと言い張るこの人物にはたまげたもんだ。
今日、戸田直弘『わたし琵琶湖の漁師です』(光文社新書)を読み終えた。とてもいい本だった。
この本の中に清水らしき人物が出てくる。
琵琶湖の漁師である著者に「バス駆除のために戦う」と言われて、清水らしき男は「自分はアウトドアをやる人間だから車にチェーンソー積んでるし、取り巻きもたくさんいる」と言ったんだそうな。
チェーンソーって、取り巻きって、いったい何を言いたいんだか。
この清水という男、とんでもない勘違いをしてるんでなければ、売名のためにブラックバスを利用してるだけなんだろう。
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