今日は長崎の原爆記念日。
勤務中のため記念式典のようすを見聞きすることはできませんでしたが、6日の広島での式典は、ちょうど通勤途中で自動車を運転していましたので、中継を聴くことができました。
広島市長と小学生による平和宣言は、とても心を打たれるものでした。
ひさびさに、心にしみる言葉を聞いた思いでいたら、小学生のすぐあとに小泉首相が出てきて、役人の書いたような文章を棒読みしてくれました。
はっきり言って、式典は首相の登場によってぶちこわしになったと感じました。
せっかく市長と小学生が、戦争を語り継ぎ、核廃絶に向けた行動を起こす決意を語って、聴くものの心を揺さぶったのに、首相は核拡散の防止などを訴えたにすぎませんでした。
それどころか首相は、式典後広島で、憲法9条改正について言及し(asahi com)、本日は、長崎での式典後、武器輸出3原則の見直しを語って(asahi com)います。
かつて小泉氏が訴えたように「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」(憲法前文)ならば、ここではっきりと核廃絶の声を上げなければ意味ないと思うのですが。
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