『ああ南壁』

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 やれやれ。やっと一週間が終わりました。
 金曜の夕方近くになると、同僚たちと「疲れたなぁ」「ほんとだなぁ」と言い合うことが多くなりました。
 以前は土曜日がありましたから、金曜日に疲れきるわけにはいきませんでしたが、ここ数年仕事の密度が格段に増しているのを感じます。

 まぁでも、仕事があるだけ幸せです。
 しかし、心病む教師や自殺する教師が増えているのは、納得できます。

 本日も少し超過勤務をしてから、畑でうね立てをやってきました。
 このところ日が伸びて、だいたい7時まで野良にいられます。
 作業ができるのは助かるのですが、帰宅するときには、ボロぞうきん状態。

 植えつけを終えるまでのがんばりと思って、毎年この時期を過ごしています。

 雑木林や川べりにからんだ、フジの花が咲き出しました。

 藤木高嶺『ああ南壁』(中公文庫)読了。
 戦後の登攀史のなかでも有名なエベレスト南壁敗退の記録です。
 いろんな本に書かれている登攀ですが、活動の要点を記録したオフィシャルなものに近い記録といえます。

 偏見を持ちながら読んだからかもしれませんが、ネパールの生活やシェルパの心情に関する記述がまったく欠落しているのはなぜだろうと思ってしまいます。
 登山が登攀記録にのみ終始するものであれば、自己満足もいいところ。
 普遍的価値が欠落した登山記は面白くても、軽薄な印象を否めません。

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