町役場から「新市まちづくり計画(概要版)」なるパンフレットが配られてきました。
秩父地方では、秩父市・横瀬町・小鹿野町・吉田町・荒川村・両神村・大滝村の7市町村の合併という形で話が進んでいます。
話を進めているのはこれら自治体の一部幹部であり、小鹿野町では、住民に対する説明はこれから始まります。
また小鹿野町役場では、これから住民の意向調査をするために、住民投票を実施するなどということも言っています。
ところが、今回配られたパンフレットには、「今後のスケジュール」として、「合併関係市町村の議会で合併について議決します」(平成16年9月)だの、「県知事が県議会の議決を経て合併を決定します」(平成16年12月)などということが書かれています。
今後の「スケジュール」が決まってるんなら、説明会だの住民投票をおこなう意味はありません。
そもそも、当町では役場が動かないため、「自主住民投票」がおこなわれ、住民の意向は明確になっているはず。
「今後のスケジュール」を示しながらその是非を問うのでは、公正な意思確認にはなり得ますまい。
広域合併推進派の方は、「西秩父三町村合併」をめざす人々のことを小鹿野暴動などと口汚く罵っていますが、これでは冷静な議論などとてもできそうにありません。
まずは、秩父事件のことを「秩父暴動」と呼ぶ、自らのアナクロニズムを恥じるべきでしょう。
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