『あぶらげと恋文』

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チェリーセージ 本日は、終日を身体休めに使いました。

 おかげで腰痛はほぼ快癒しました。
 問題は、脱臼した肩の後遺症で、鈍痛がなかなか癒えてくれません。

 ひとつの原因は、このところムササビ君が大暴れしているせいなのです。
 深夜もしくは明け方に、寝ている部屋の天井を歩き回ったり、何か食べたりしているので、とても眠っていられないのです。

 天井を下からつついてイヤガラセをすると、しぶしぶ逃げていくのですが、昨晩は、あんまり腹が立ったので、箒の柄でシッポを叩いてくれようと左腕を使ったため、また関節がはずれたかと思うほどの激痛に襲われてしまいました。

 これはなんとかしなければ。

 写真はチェリーセージ。メドゥセージよりずいぶん遅い開花ですが、赤がとても鮮やかです。

 松下竜一『あぶらげと恋文』読了。
 この本に描かれている、1950から1960年代にかけての日本の庶民が体験した貧しさを、わたし自身は知らないはずなのですが、重苦しく出口の見えない暮らしというものが、記憶のどこかに沈んでいるような気がします。

 うわべだけが中流化しても、じつのところでは、先の見えない毎日に追いまくられていたのが、その後の日本人だったようです。
 自分が生きてきた20世紀後半とは、どのような時代だったのか、じっくり見直したい気がします。

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