秩父イワナ

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秩父イワナ 土曜日は、どこへも出かけず、頭と身体を休めました。

 本日は朝から、荒川水系渓流保存会のイワナ稚魚放流に出かけました。

 4月に入川、今月は横瀬川に秩父在来のイワナ種苗を放流してきました。
 わが会で飼育しているのは、埼玉県水産試験場(現水産支所)からゆずっていただいた、いわば由緒正しい秩父在来種なのです。
 しかし、わたしは、このイワナとて、純然たる秩父イワナであるとは言えないと考えています。

 それは、秩父の原生林を流れる渓で、そこに生息する水生昆虫を食べて大きくなったイワナ、すなわち、秩父の森林生態系の一部であるイワナが秩父イワナといえるのであって、人の手によってひとたび飼育されたイワナの遺伝子情報は、食餌・水温その他の条件によって、すでに書き替えられているおそれがないとは言えないからです。

 わたしがイワナの放流に賛成するのは、非在来種の放流によって完全に遺伝子汚染されてしまった渓に、限りなく在来種に近い種苗を放流する場合のみです。

 ともあれ、今日放流した稚魚たちの顔をごらん下さい。
 なんて可愛いんでしょう。(^^;

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