パソコン通信の時代

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 わたしは、パソコン通信ニフティサーブから、パソコンネットというものに、入っていきました。
 友人が、ワープロの「文豪ミニ7」にモデムというものをくっつければ、通信ができておもしろい、と言っていたのが、きっかけでした。

 「文豪ミニ7」は故障ばかりしていたので、やがて使わなくなりました。
 それでも3台買い換えましたから、NECにはいいお客さんだったと思います。

 職場に、はじめて入ったパソコンは、NECのV30というやつでした。
 それが、ハードディスクのついた、Windows3.1のパソコンが入ったころ、わたしも「文豪ミニ7」に見切りをつけ、はじめてのパソコン、IBMのサブノート、ThinkPad230csを買いました。

 パソコン通信は、このノートで始めましたから、接続のたびに電話機のジャックとモデムのジャックを抜き差ししていました。
 ソフトは当初、モデムにバンドルされていた、秀Termでした。
 「GO」や「OFF」などのコマンドを、コマンド解説書を片手に、手打ちで使っていました。
 NifTermに乗り換えてから、その高機能さにたまげたものです。
 NifTermは、年間更新型のシェアウェアでしたので、開発元には、けっこう貢ぎました。

 インターネットを教えてもらったのは、ニフティサーブの釣り会議室においてでした。
 パソコン通信の全盛期には、いくつかの会議室が荒れる様子も見られましたが、やがてわたしの知る限りほとんどの会議室において、紳士的で、思いやりに満ちたやりとりがなされるようになっていきました。

 インターネットもそうなるかと思っていましたが、残念ながら、最近のいくつかのインターネット掲示板は、まるでトイレの落書き状態。
 悪貨が良貨を駆逐しつつあるのが、現実かもしれません。

 ニフティに不満があったのは、わたしの住む埼玉県秩父郡・市内に、アクセスポイントがついぞ設けられなかったことです。
 通信速度の遅かった時代には、ずいぶん、課金を気にしなければならなかったのです。

 ニフティ社では、パソ通の閉鎖・WEB会議室への移行を進めつつあるようです。
 わたしはもう、新しい環境のもとで、ソフトや設定を変えていく気力がなさそうです。

 そうなると、そろそろニフティとも縁が切れるのかな。
 このDIARYは、ニフティ社のサービスを使っているので、どこかに引っ越さなくてはならなくなるのかな。

 一つの時代が終わりつつあるのを感じているところです。

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