山村に生きる

三宅雅子『掘るまいか』

 新潟県山古志村から広神村へ抜ける中山トンネル開削のドキュメント。

高桑信一『山の仕事、山の暮らし』

 山で暮らす人々を詩的な文章で描いた本。

 秋山郷の木鉢製作だけでなく、秋山郷の暮らし全般についても記されているので、興味深い。

石川拓治『国会議員村長』

 中越大地震で壊滅的な被害を被った山古志村で、避難と復興の陣頭指揮に当たった当時の村長(現在自民党衆議院議員)だった長島忠美氏の主として震災当時を取材したルポ。

三浦しをん『神去なあなあ日常』

 横浜の高校を卒業した青年が、三重県の林業会社に就職させられ、山仕事と地域の現実を理解していくという小説。

 よくよく考えれば非現実的な部分もあるのだが、山村の現実をよく取材した上で書かれているので、リアリティがある。

黒野伸一『限界集落株式会社』

> 自分が現在暮らしているのは、たぶん「限界集落」だと思う。

 ちゃんと住んでいる戸数も人口も、減っている。

 今後、賑やかになる気配は、ない。

上野敏彦『千年を耕す』

 宮崎県椎葉村で焼畑を営んでいる人々を取材したルポ。

『子供だったころ』

 新潟県安塚村立中川小学校の1950年卒業生一同が2005年に書いた、敗戦直後の食・暮らし・遊びの記録。

『帰ろう山古志へ』

 新潟県山古志村の人々による、中越地震体験記集。

 同村は、子どもの時に読んだ『鯉のいる村』の舞台になった村である。

須田治『地性の人々』

 農業や山仕事に、主として信州で携わっている人々を取材したルポ。

 とりあげられている方々は、地元に根ざして暮らしておられる方も、脱サラとか新規就農された方も含まれる。

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