国家的なプロジェクトやイベントの開催によって地域振興や一攫千金が夢見られた地域は数多い。
埼玉県秩父地方も、1990年前後には、リゾートブームに湧いた。
山村に生きる
続きを読む: 鎌田慧『日本列島を往く(5)夢のゆくえ』
岩手県沢内村を中心とする山間豪雪地の医療のあり方について論じた書。
国保連合会の側から沢内村の実践をまとめている。
続きを読む: 菊地武雄『自分たちで生命を守った村』
鉱山という世界にあまり親近感を持つことができない。
たぶん、それがあまりに消費的な産業だからだろう。
続きを読む: 鎌田慧『日本列島を往く(2)地下王国の輝き』
田中角栄氏の集票構造がいかに形成されてきたかを丹念に追ったルポ。
日本の政治において政治家とは、オモテの権力者であると考えればよいだろう。
ウラに、アメリカにいるようなフィクサーがいるかどうかは、よくわからないが、
続きを読む: 新潟日報社『ザ・越山会』
宇江敏勝氏の『炭焼日記』のコミック版。
続きを読む: 武野繁泰『炭焼物語』
田中角栄氏をどう見るかという問題は将来、歴史学的な論点になるだろうと私は見ている。
自分自身では、保守とは対極の位置に身をおくという自覚を持っているが、角栄的なものを「金権腐敗」の一言で片づけようとするような発想には、怒りさえ感じる。
続きを読む: 新潟日報社『角栄の風土』
岐阜県徳山村の分校の先生が書いた子ども向け小説。
初版が刊行されたのは1979年とある。
徳山ダム反対運動がまださかんだった時代の作品である。
続きを読む: 平方浩介『じいと山のコボたち』
地域が存在し続けていく上で第一義的に必要なのは、産業である。
今の日本では、グローバル経済の影響で経済価値に異常をきたしており、投下労働に比した経済的価値は、農林水産物より工業製品や各種サービスの方がはるかに高い。
問題の中心はここにある。
続きを読む: 太田祖電ほか『沢内村奮戦記』
安全保障の基本は食糧の確保だろう。
戦後の保守政権が安全保障を真剣に考えてるのか疑わしいのは、食糧政策が恐ろしく杜撰だからだ。
続きを読む: 木村迪夫『減反騒動記』
新潟県松之山町の1985年時点における現状ルポ。
ちなみに同町は、近年の合併によって既に自治体ではなくなっている。
続きを読む: 新潟日報報道部『ムラは語る』