現代日本の社会意識について、心理学から分析した本。
わかりやすくて、たいへん興味深い。
続きを読む: 香山リカ『ぷちナショナリズム症候群』
現代日本の社会意識について、心理学から分析した本。
わかりやすくて、たいへん興味深い。
たぶん1980年代半ばごろから日本の空気は少しずつ変わっていきました。
『私の戦後六十年』同様、日本共産党幹部による回想と国会議員論。
日本共産党幹部である著者が、回想を交えながら、戦前・戦後の日本の政治を批評した本。
ときおり鼻につく紋切り型の語り口には違和感を禁じ得ませんが、
前著『豊かさとは何か』(岩波新書)の続編。 1990年代後半以降進行しつつあるリストラ・過重労働などのグローバル化という、現代日本の非人間的状況を克服する方向を模索した本です。
ついに自衛隊がイラクに派兵されてしまいました。
憲法第9条の空洞化や人権軽視など、さまざまな危惧がある中、政府はきちんとした説明責任を果たさないまま、国民を戦争へといざなおうとしています。
1960年代後半は、当時の若い世代にとって、本質的な問い返しの時代であったと思われます。
わたしが、多少なりとも意識を持って生き始めた1970年代はじめころは、60年代のかすかな残り香に接することができたように思います。
自然とともにあった人間の暮らしが破壊されるのは、文明にとって末期的なできごとなのですが、われわれは、そんな事例をいやというほど見てきました。
佐高氏の魯迅論。
というより、魯迅を語りつつ、氏の批評の魂を語った本。
題名の通り、ジャーナリストによる、警世の書。
『週刊女性』に連載されたコラムを中心としてまとめられたエッセイ集です。