かつて立花 隆氏が『青春漂流』(講談社文庫)で紹介されたその道のプロたちの生きざまは、衝撃的でした。
続きを読む: 小関智弘『仕事が人をつくる』
かつて立花 隆氏が『青春漂流』(講談社文庫)で紹介されたその道のプロたちの生きざまは、衝撃的でした。
たぶん以前に、六本木敏『人として生きる―国鉄労働組合中央執行委員長339日の闘い』(教育史料出版会)を読んだことがあります。
上野警察署裏にあったというトリスバーのママ<バアさん>の回想録と重ね合わせながら、1950〜1960年代にかけて読売新聞社会部記者だった著者がどのような仕事をしていたのかを回想した本。
580ページに及ぶ大著。
フリーライター本田氏の自伝です。
社会主義に対する資本主義の圧倒的勝利のうちに冷戦が終結して、10数年が経過しつつあります。
社会主義が資本主義よりもよい経済体制であったかどうかについては、
昨年6月、解雇に関するルールを含め、労働基準法が改正されたそうです。
イラクや北朝鮮の情勢や、それに対する日本政府の対応などに目がいっていましたが、国会では密かに、日本人の生き方に関わる大きな制度改革を始めていたようです。
わたしは、1960年代はちょうど少年期を過ごしました。
私にとっての世界は、せいぜい半径数百メートルの範囲内でしたが、今から思えばずいぶん輪郭のはっきりした世界だったと思います。