近世史

佐藤健一『和算家の旅日記』

 江戸時代における数学の発達や普及がどのように行われたかを簡略に述べた書。
 類書を見ないので、興味深く読んだ。

佐藤健一『真説 甲州一揆』

 郡内騒動の概略と、その頭取だった犬目村兵助の逃亡の顛末をまとめた書。郡内騒動を歴史的に位置づけようとした書ではない。

大江志乃夫『木戸孝允』

 倒幕までの木戸孝允(つまり桂小五郎)の思想的転回を分析した書。

田中彰『吉田松陰』

 吉田松陰がどのように描かれてきたかを検証した本。
 松陰の伝記ではない。

奈良本辰也『高杉晋作』

 高杉晋作の評伝。

奈良本辰也『吉田松陰』

 明治維新ひいては近代「日本」を準備したのが吉田松陰であるならば、彼は福沢諭吉と並ぶ、とてつもなく巨大な思想家だったことになる。
 はたしてそうなのか。
 松下村塾は、世界遺産に値する学びの場だったのか。

木下達文『木食白道』

 微笑する荒彫りの仏像の作者といえば円空を想起するが、甲州に木喰行道とその弟子の木食白道がいる。
 本書は、史料の少ない白道の評伝である。

星亮一『長岡藩軍事総督河井継之助』

 長岡藩幹部として戊辰戦争を戦った河井継之助の伝記。

秋山敬『武田信玄を歩く』

 山梨県・長野県内を中心とする、武田信玄関係の史跡ガイド。

田中委左美『伝馬騒動と義民・兵内』

 増助郷に反対して明和元(1764)年に中山道周辺の村々の民衆が蜂起し、江戸への強訴を企てた広域一揆である伝馬騒動の指導者とされる武州児玉郡関村名主兵内を主人公にした、歴史小説。

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