「キノコにもいろいろあります」
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「キノコにもいろいろあります」
上官殺害・敵前逃亡など、太平洋戦争当時に起きた、語られない事件を描いた小説集である。
ソウル出身の父を持つ著者が、位牌を持ってソウルを訪れ、父の親族と初めて交歓する様子を描いた話。
明治29(1896)年と昭和8(1933)年に岩手県三陸地方を襲った大津波をめぐる記録。
小説風とはいえ、フィクションは入っていない。
大血川は、魚は多い割にスレていて、なかなか釣れないが、通い慣れた川だ。
主人公が、大血川の崖下で生まれたことになっているから、この小説を読んでちょっと驚いた。
戦前に四尾連湖のほとりで独居した詩人・野澤一の詩と解説。
椎名氏の「活字」シリーズの4冊目。
表題にも関わらず、サバイバル・探検本より雑学本が多い。
椎名誠氏の「活字」第一冊目。
比較的早期の作品なので、「スーパーエッセイ」シリーズなどで爆発した軽妙な文体で書かれている。