エンターテイメント

川上弘美『センセイの鞄』

「キノコにもいろいろあります」

結城昌治『軍旗はためく下に』

 上官殺害・敵前逃亡など、太平洋戦争当時に起きた、語られない事件を描いた小説集である。

深沢七郎『笛吹川』

 戦国時代の石和周辺の村の一家に起きたできごとを淡々と描いた小説。

飯尾憲士『ソウルの位牌』

 ソウル出身の父を持つ著者が、位牌を持ってソウルを訪れ、父の親族と初めて交歓する様子を描いた話。

飯尾憲士『開聞岳』

 知覧をはじめとする特攻基地から出撃した、大日本帝国の朝鮮人下士官の思いに迫ろうとしたドキュメント。

吉村昭『三陸海岸大津波』

 明治29(1896)年と昭和8(1933)年に岩手県三陸地方を襲った大津波をめぐる記録。
 小説風とはいえ、フィクションは入っていない。

五木寛之『風の王国』

 大血川は、魚は多い割にスレていて、なかなか釣れないが、通い慣れた川だ。
 主人公が、大血川の崖下で生まれたことになっているから、この小説を読んでちょっと驚いた。

坂脇秀治編『森の詩人』

 戦前に四尾連湖のほとりで独居した詩人・野澤一の詩と解説。

椎名誠『活字たんけん隊』

 椎名氏の「活字」シリーズの4冊目。

 表題にも関わらず、サバイバル・探検本より雑学本が多い。

椎名誠『活字のサーカス』

 椎名誠氏の「活字」第一冊目。

 比較的早期の作品なので、「スーパーエッセイ」シリーズなどで爆発した軽妙な文体で書かれている。

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