ニンジン

やっと小苗 2001/5/14
収穫(ベーターリッチ) 2003/6/5
スノースティック 2010/12/7
イエロースティック 2011/12/26

 ニンジンは、生育初期がややむずかしい。
 まずは、発芽させなければならない。
 土かけが厚いと芽が出ないので、土はごく薄くかけ、なおかつ、乾燥させないように注意する。
 といっても、あまりたびたび灌水すると、土が固まって発芽しないから、水のやり過ぎもよくない。
 わらなどかけておくのが、最も無難だ。

 早春だとトンネル栽培になる。
 発芽は遅いが、あきらめた頃には芽が出てくる。
 春の場合は、その後どんどん成長する。

 3月下旬以降になれば、路地にまくことができる。

 秋ニンジンは7月初旬ころにまく。
 発芽すれば、しばらく潅水を欠かさないよう、注意する。
 育ち始めれば、あとは大体、放置しても大丈夫である。

 初期の作業で大事なのは、間引きである。
 株間が詰まっていると、根の太りが悪い。

 秋ニンジンの種まき期間はフレキシブルだが、遅くとも9月上旬にはまかないと、根が太る前に霜が降りて、成長が止まる。
 穴あきマルチを使うと管理しやすいが、暑い時に蒸れて、枯損することがある。
 2010年の猛暑では、ほとんどの株が枯れてしまった。

 秋にキアゲハがつくが、丸坊主になることもないので、あまり気にしていない。
 石が多いので、また根になることも多いが、味に変わりはない。

 一般的な品種でよくできる。
 2010年春に作った紫ニンジンは根がまったく太らず、不良品もいいところだった。
 同じく夏に作った白ニンジンのスノースティックは、枯れたのも多かったが、生き残った分はよくできた。
 イエロースティックも、たいへんよく太った。