そら豆

直播 2011,10,22
芽が出た 2011,11,3
これで冬を迎える 2011,12,24
冬を越した苗 2001,3,18
そら豆の花 2002,4,20
実は空を向く2012,5,24
チーズ焼き(大きな写真) 2017,6,3
炒り豆醤油(大きな写真) 2017,7,4

 そら豆は、冬越し野菜である。
 11月初旬ころに、畑に直接種をまく。
 お歯黒を下にして、豆の尻を少し露出させる。
 当地くらい寒いと、冬の防寒をした方がよいので、マルチを敷くか、寒冷紗をかける。またはその両方を施す。

 成否を分ける第一のポイントは、冬の気温である。
 暖冬の年は、春までは、ほぼ大丈夫だ。
 種まきが早すぎて、苗が大きくなってしまうと、厳寒期に、冬の霜にやられる。
 晩秋に根をしっかり張らせて、小さくて体力のある苗を作っておくことが、ポイントになる。

 冬越しに成功すれば、次の問題は、アブラムシ対策である。
 アブラムシが出なければ問題ないが、なかなかそんなわけにはいかない。
 出てしまったアブラムシを放置すれば、次々に伝染して、結実しなくなる。
 ここは薬剤を使うしかないと思われる。
 使うなら、なるべく早期にアブラムシを全滅させ、収穫期には薬剤の成分が消えるようなタイミングで使う。

 寒さとアブラムシを乗り切れば、3月以降元気に伸びだして、つぼみが見えてくる。
 株がでかくなると倒伏するので、早めに支柱を立てたほうがよい。
 根ぎわから茎がたくさん立ってくるが、この時、ひと株4本くらいに剪定する。
 花がついてると惜しいような気もするが、大きな種実をたくさん採るには、余計な花は咲かせないほうがよい。

 実が太り始めれば、茎の上部も、切り捨てる。
 茎の上部の花は、どうせろくな実にならないから、早めに捨てて、株が子実の充実に集中できるようにする。
 果物でいう、摘果と同じである。

 結果的には、そのほうが大きな種実をたくさん収穫することができる。