小麦のまき時は、当地では、11月初旬ころだ。
1週間くらいで発芽して、小苗で冬を越す。
暖かくなるといくらか伸びてくるので、少し追肥。
3月下旬に除草して、軽く土寄せ。
4月下旬に穂が出る。
春から夏はスズメの食べ物は豊富なのか、鳥害には遭わなかった。
収穫後、穂を叩くか、足踏み脱穀機を使って脱穀。
さらに叩いて、殻(から)をはずす。
大麦の場合、どうやったって殻はとれないが、小麦はどうにか麦粒になる。
麦粒にしたときに、ゴミが混じっていると食べるときに大変なので、扇風機をかけてゴミを吹っ飛ばし、さらに水で洗って純粋な麦粒にしておく。
そのまましまい込んだら、蛾が発生して食べられなくなるので、真夏に自動車の中に放置して熱薫蒸処理をしてから仕舞う。
その麦粒だが、家庭用製粉機を使うと、粉にすることができる。
電動とはいえ、手で振るいながら何度かこの機械にかけなければならないから、そう簡単ではない。
ここでできる粉は、細かなフスマの混じった全粒粉で、パンやお好み焼きにすると風味がよいのだが、うどんはちょっとつながってくれない。
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