アマランサス

ポット苗 2003/6/17
成長は早い 2003/7/11
花は美しい 2003/8/10

 この春、同僚から種をいただいたアマランサスを作ってみた。

 アマランサスとは、南アメリカの熱帯高地原産だという、ヒユ科の雑穀である。
 赤い実のアマランサスは観賞用に植えられているようだが、うちのは黄褐色の実だ。

 とても細かな種なので、雑草とまちがえては困ると思い、自宅で育苗してみた。
 5月中旬に播種したところ、イヌビユに似た苗ができたので、6月中旬に定植した。

 アマランサスは、種子だけでなく、葉にもタンパク質が多く含まれているとのことなので、間引いた葉も、食べてみようと思って、やや密に植えてみた。

 成長はたいへん早く、すぐに30センチほどに伸びた。
 このころ、間引いたものを茹でて食べてみたら、クセのないホウレンソウのような食感だったので、この時期の葉菜としては、なかなか有望だと思った。

 あっという間に、1メートル以上に伸びて、赤い花を咲かせた。
 茎と葉はイヌビユ、花はアスチルベに似た感じ。たくさん咲いているとなかなか美しい。

 8月下旬以降、一部の株が倒伏し始めたが、無理に起こさずに放置。
 9月中旬にはほとんどすべてが倒伏した。
 種はまだ完熟していないように見えたが、すべて倒伏した時点で収穫。