サンシュユ酒

サンシュユ酒

 サンシュユは、早春の花。
 まず咲く、といわれるマンサクと同じころ、芽吹きの始まる前に、黄色の花をたくさん咲かせる庭木。
 渡来植物である。

 同じころ、里山や渓流ででダンコウバイの花を見る。
 ダンコウバイは、遠目には、サンシュユととても似ている。
 この春、安蘇の大滝山で、満開のダンコウバイを見た。

 このサンシュユは庭木。
 鈴なりになった実を漬けたものだ。

 実は赤いが、その赤は酒に溶けず、ややうすい琥珀色の酒になった。

 酸味と苦味は十分だが、渋みはあまりない。
 その分、ややアンバランスな感じ。
 薬臭がきつい。

 まあまあうまいし、食前に少量飲めば、体にはよさそうな感じがする。

作り方

 別名アキサンゴというくらい、秋には赤い実がどっさり実ります。
 摘んだら、ざっと水洗いして、ざるにあげ、しばらく陰干しして水分を完全に切り、実の2倍量くらいのホワイトリカーに漬け込みます。

 サンシュユは、酸化しにくいようなので、実を出さなくても大丈夫です。

 3ヶ月くらいで飲めます。