この夏はたぶん、ウスキテングタケに会えるのではないかと思っていたので、比較的状態のよいこの個体を見つけたときには、「しめしめ」と思った。 しかし、この時期の雑木林は、蚊がひどすぎる。
落ち着いて、じっくりピントを合わせ、手持ちでスローシャッターを切る。 白っぽいきのこなので、露出はマイナス0.3、マイナス0.7、マイナス1と変えて、何枚か撮る。
蚊が顔にとまっている。 それも数匹。 目のまわりをさらに十数匹飛んでいる。
こうして何度か、失敗した(白とび)。 この写真は、何度か通ってようやくものにした一枚。
カサは淡黄色。つぼの破片がのっかっているが、かなり落ちてしまっている。 ツバも落っこちそう。根元はふくらんでいる。
この写真では不鮮明だが、下の関連写真にあるように、明瞭な溝線がある。