ウスキテングタケ

 この夏はたぶん、ウスキテングタケに会えるのではないかと思っていたので、比較的状態のよいこの個体を見つけたときには、「しめしめ」と思った。
 しかし、この時期の雑木林は、蚊がひどすぎる。

 落ち着いて、じっくりピントを合わせ、手持ちでスローシャッターを切る。
 白っぽいきのこなので、露出はマイナス0.3、マイナス0.7、マイナス1と変えて、何枚か撮る。

 蚊が顔にとまっている。
 それも数匹。
 目のまわりをさらに十数匹飛んでいる。

 こうして何度か、失敗した(白とび)。
 この写真は、何度か通ってようやくものにした一枚。

 カサは淡黄色。つぼの破片がのっかっているが、かなり落ちてしまっている。
 ツバも落っこちそう。根元はふくらんでいる。

 この写真では不鮮明だが、下の関連写真にあるように、明瞭な溝線がある。

ウスキテングタケ(たぶん有毒)
2003,8.17 長尾根丘陵