誰でもできるきのこ料理(11)
ブナハリタケの炊き込みご飯


 1999年は、全体的にきのこの出が遅かったような気がします。
 秩父では、10月も中旬になってから、滝川や入川で、ブナハリタケを見ました。

 ようやくとれたブナハリタケを使って、炊き込みご飯を作りました。

 ことしになってから、畑でとれるものをどうやって食べるか、頭を痛めています。
 レシピを見て、買い物に行くのではなく、現にあるものを使って、いかにおいしい料理を作るかです。

 ちょうど今、にんじんの収穫期です。
 早植えの大根も、できています。
 そこで、ありふれたメニューですが、ブナハリタケを使った、炊き込みご飯を作ってみました。

【材料】
 にんじん、大根、油揚げ、ブナハリタケ

【作り方】
 1, 煮干しでだしをとり、みりんとしょうゆを加えて、ベースを作る。
 2, にんじんと大根と油揚げは、小さく切る。
 3, ブナハリタケは、洗って石づきをとる。
  あまり小さく切ると、歯ごたえに欠けるので、大きめに切る。
 4, 1のベースに材料を入れて煮つめる。
  いくらか汁が残るくらいで火は止める。
  アクはていねいにとる。
 5, 4で煮つめたものを、研いでおいたコメに入れて、炊く。
  水の量は4の量を勘案して、多すぎないように。

 以上です。
 ブナハリタケ特有の、甘い香りのするご飯ができれば、うれしいですね。
 また、材料には、手に入るものを適宜加えて、工夫するとよいと思います。