ブナハリタケは、一度にたくさんとれるので、保存法を考えておかないといけません。
わたしは、一般的なやり方、すなわち、塩漬け保存をしています。
石づきをとって洗ったブナハリタケを、一度煮こぼして、大量の塩のなかに漬けこんでおけば、長く保存できます。
ただし、この保存法では、ブナハリタケ特有の甘い香りが、半減してしまいます。
これは、やむを得ないと思います。
塩蔵保存したブナハリタケは、何度も洗って塩抜きをすれば、新鮮なときと同じように、利用できます。
ところで、ブナハリタケの食べ方としては、油炒めがとどめを刺すと、わたしは思います。
材料は、いろいろ書きましたが、炊き込みご飯の項に書いたように、畑でとれる野菜をいかにしておいしく食べるか、という観点から料理してますので、不適切なこともあると思います。
買った材料で料理する場合には、もっとよい組み合わせが可能だと思います。
きのこのハイシーズンが終わり、ナスやピーマンなど、夏野菜も、そろそろ片づけなければならなくなりました。
この料理をいただきながら、夏から秋、そして冬へと移ろいゆく季節に、心から感謝したい気持ちです。
【材料】
ブナハリタケ、にんじん、ナス、ピーマン、ハクサイ、油揚げ、ぶた肉
【作り方】
1, ブナハリタケは塩抜きして、水をしぼる。
2, にんじん、ナス、ピーマン、ハクサイ、油揚げは、食べやすい大きさに切る。
3, フライパンにオリーブ油を引き、ブナハリタケ、にんじん、ナス、油揚げ、ぶた肉を炒める。
4, しょうゆとみそ少々を入れて、さらに炒める。
5, ピーマン、ハクサイを入れて、さらに炒める。
6, 日本酒少々を入れて、水分をとばす。
以上です。
香りは半減しても、ブナハリタケ特有のうまみを、油が引き出してくれます。 |