ハナイグチ

 ポピュラーなカラマツきのこ。カラマツのあるところならどこでも出るが、キヌメリガサとは発生時期がずれる。ハナイグチの方が出るのが早い。

 ジゴボウとかリコボウなどとも呼ばれるそうだ。
 ハナイグチは美しいきのこでである。この写真は、小鹿野町の諏訪山で撮ったものだが、赤褐色タイプの基本的な色である。ほかに黄色タイプのもある。傘にまだらがはいるとキノボリイグチ。こちらは名前の通り、朽ち木からも出る。

 ハナイグチの傘のぬめりがキラキラしているのを見ると、おいしそうである。
 これをひっくりかえすと、管孔が黄色で、サツマイモを連想してしまう。

 うどんに入れるのがいちばんおいしいように思うが、ほかの食べ方はどうだろうか。
 たくさんとれたときには、軽くゆでて冷凍しておくと、いつでも食べられるそうだ。

ハナイグチ(可食)

1996,10,2 小鹿野諏訪山