ラッキョウは、栽培するぶんには、手間がかからない。
日陰でも育つし、肥料もいらない。
とはいえ、雑草に埋もれると、精神的におもしろくないので、草取りはしたほうがよい。
種ラッキョウを8月下旬から9月中旬くらいに植えつける。
草取りの労を省くために、黒マルチを使うことが多い。
しかし、高山性の植物だからなるべく涼しくしてやったほうがよい。
草取りが面倒でなければ、黒マルチは使わないほうがいいと思う。
植える位置か浅いと、分球しがちになる。
小さく分球したラッキョウももちろん食えるのだが、下処理がたいへん面倒になるから、できれば大球で収穫したい。
それには、深植えすることだ。
植付け後すぐに発芽して、中には開花するものもある。
ピンクの花は、ヤマラッキョウと同じで、なかなか美しい。
冬の間に根が伸びると思われるので、追肥するなら、晩秋と2月ごろ。
冬を越したら、黒マルチをはずしてやったほうがよい。
6月も下旬になり、暑くなると枯れてくるから、マンノウで掘って収穫する。
大きめの球は、種球にするため、食わずにとっておく。
漬けておけば長く食べられるが、漬けられるようにするまでが、たいへん面倒である。
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