カブ

 カブは、早春のトンネルでもできるし、春まき・秋まきの露地でもできる。

 春まきでは、今までに、耐病ひかり、寄居、たかね、あやめ雪などを作った。
 耐病ひかりは、生育のよい中カブ。作りやすくて根割れも少ない、優良品種だと思う。
 寄居は、新潟のカブだが、窒素分が多すぎたのか、根の大きさに対し葉っぱが巨大化して、閉口した。
 たかねとあやめ雪は、穴あきマルチで作った。
 ごらんのように両方とも、小さくまとまるコカブで、形も味もよい、いい品種だった。

 春まきでは、トンネル栽培だと、厳冬期から播種でき、3月下旬には、収穫できる。
 露地では、早くても3月10日過ぎに播種となり、収穫はかなり遅れる。

 秋まきでは、本紅赤丸、木曽紫、聖護院、金町、津田、長崎赤蕪、大野紅蕪などを作った。
 本紅赤丸は、作りやすい赤カブ。サイズは中くらいです。色も味もよい。
 木曽紫は、珍しい紫色の中カブ。これも作りやすい。
 聖護院は、千枚漬けに使われる大カブ。形は大きいのだが、肉質は緻密で、たいへんよいカブだった。
 津田は、島根県のカブ。ウシの角のような形のユニークなカブだが、色も鮮やか。
 長崎赤蕪は、根茎の上半分だけが紫色に染まる美しいカブで、作りやすい。
 大野紅蕪は北海道のカブで、根茎も茎も紅色の中型カブ。
 金町小カブは、小さくてまん丸のおいしい小カブ。

 秋まきは、失敗がほとんどないが、最近、コオロギやハバチやダイコンサルハムシの食害が出るようになった。
 薬を使うのが嫌なら、小苗のうちは、寒冷紗被覆などによって、防御した方がよい。

寄居カブ 2001/5/12
聖護院カブ 2001/11/4
たかね 2003/4/24
津田カブ 2003/10/4
金町小カブ 2003/10/4
長崎赤蕪 2007/11/4

大野紅カブ 2007/11/3
あやめ雪 2009/3/31
尾張大丸カブ 2009/11/20
早春はトンネルで 2011/4/3
厳冬期もトンネル 2011/12/24
取り遅れて凍った木曽紫 2011/12/26
開田カブ(大きな写真) 2015/10/30
天王寺カブ(大きな写真) 2018/12/22
木曽紅カブ(大きな写真) 2019/11/21
木曽紅の温海風(大きな写真) 2019/11/23
味こがね蕪(大きな写真) 2021/11/21

浅漬け
ぬか漬け
カブ葉の炒め物

浅漬け
ぬか漬け
 ぬか漬けだと、塩がきつすぎるようなことにならないので、おいしく食べられた。
カブ葉の炒め物
 カブの葉をさっとゆでて刻み、シイタケ(自家栽培)と油揚げといっしょに炒めます。味はしょうゆだけで、食べるときに、七味トウガラシをふります。聖護院カブの葉は、柔らかくて、おいしかった。

カブと菊の花の酢の物
カブと柿の甘酢あえ

カブと菊の花の酢の物
 カブを千切りにして塩をふり、しんなりさせ、菊の花とあえる。上にちょっぴりのっかっているのは、ゆでたオカノリです。友だちに教わった料理だ。
カブと柿の甘酢あえ
 カブを短冊に切って塩をふり、しんなりさせる。甘柿も短冊に切って、塩を抜いたカブと混ぜ、甘酢であえる。しばらく置いて食べる。

カブの漬け物3点
カブ葉の炒めもの(大きな写真)
カブのミルクスープ(大きな写真)

カブの漬け物
 あやめ雪を使っている。(左上)普通の浅漬け。(右)みそ漬け。(左下)松前漬け風。
カブ葉の炒めもの
 ごま油でカブ葉とニンニク・シーチキンを炒め香味ペーストで味つけ。
カブのミルクスープ
 ブイヨンでじっくり煮込んだのち、豆乳を入れてひと煮立ちさせ胡椒を振る。。