陸稲

芽が出た 2004/5/18
伸びてきたのでわらマルチ 2004/6/30
穂が出た 2004/7/27

 2004年に陸稲に挑戦。

 5月上旬にトヨハタモチを畑へ直播き。
 たいへん水はけのよい畑なので、たぶんだめだろうと思っていたら、とりあえず芽が出た。
 出穂までは順調なように見えたが、網かけのタイミングを逃したため、あっという間にスズメに食われて、ワラだけが残った。


網かけ 2010/8/18
まずまずの出来 2010/9/5

 2010年は"ゆめのはたもち"をまいた。
 播種が5月末だったので、ちょっと遅い。
 発芽まで網をかけておいたのだが、発芽後、安心して網を外した途端に、ほとんどスズメに食われた。
 わずかに残った苗を植え替えて育てたら、まずまず大きくなってくれた。
 この年には、食べるほどの収穫がなかったので、獲ったモミはすべて種子にした。


播種 2011/4/29
わらマルチと網掛け 2011/4/29

苗ができた 2011/6/4
畑で田植え 2011/6/4

今ひとつ 2011/8/27


 2011年には、満を持して前年に獲った種を苗床を作ってまいた。
 入念に土を作って、モミをばらまき、潅水して防乾のために、わらを掛けた。
 稲は順調に発芽し、見た目にもよい苗ができた。

 梅雨前に畑をうなって、田植えをした。もちろん、手植えである。
 植えたのち、雨も降ったので、順調に育つかに見えた。

 田んぼとのもっとも大きな違いは、畑だと、雑草の伸びが凄いという点である。
 植えた時にはよさげに見えた陸稲畑は、あっという間に草原と化し、稲がどこにあるのか見つけるのも困難となった。

 気合を入れて除草に努めても、10日もすれば元通り、畑は草原化する。
 夏から秋にかけて、苦しい戦いが続き、草に負けた稲も少なくなかったが、最後は雑草をねじ伏せることができた。
 思ったほどの収穫は得られなかったとはいえ、9キログラムほどの糯米を得ることができた。

 陸稲の食味は今ひとつだという話も聞いていたが、味もそんなに悪くなく、正月前には、おいしい餅を食べることができた。


播種 2012/4/30
生育中 2012/6/22(大きな写真)

 2012年には、また新たな工夫を考えた。

 田植えによってどうしても、多少の植え痛みが出る。
 生育期間にして、10日くらいは遅れるような気がする。

 植え痛みを防ぎ、雑草を多少なりとも抑え、防乾や肥料の流亡防止などの役割を期待して、穴あきマルチを敷いた上に直播してみた。
 播種から生育初期にかけてはスズメによる鳥害があるので、網を掛けた。
 上記のやり方で、2011年より播種量と栽培面積を減らし、収穫を増やそうと考えている。