春一番の花がうれしい。
樹の花ならマンサク。草の花だとフクジュソウかセツブンソウ。
カタクリの咲く季節ともなると春爛漫で、どこの山に行っても花盛り。
仕事してるのがいやになる。
冬の積雪や寒さの厳しい地方ほど、春の花は狂おしいほどに咲き乱れる。
夏の暑さは植物にとっても閉口なので、夏の花というのはさほど多くないのかも知れない。
しかし、標高の高い山では初夏に遅い春が訪れ、晩夏には秋となるから、結果的に夏こそ花のシーズンということになる。
生育環境のきびしいところを選んで咲く花々故にまた、夏の花にも感動がある。
きれいに晴れた日にしか写真は撮れないが、風雨に叩かれ狂ったように首を振りながらも咲き続ける花の印象も強烈だ。
秋になると紫色の花が多くなるのは、偶然なのだろうか。
それとも、紫色は生命活動が少しずつ後退するシンボルカラーなのだろうか。
同じように黄色い花も少なくないように思うが、黄色もまた、生命活動の最後の輝きという印象がある。
初夏には眠りに入って暑さの夏を乗り切る春の花とちがって、花を咲かせながら冬の準備をしなければならない秋の花々は忙しい。
渓流に咲く花は、渓の花讃歌に収録してあります。
一部にそちらとの重複があります。
