初夏の燧裏林道

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 渋沢温泉小屋から燧裏林道にかけては、ブナ・ネズコ、オオシラビソの深い森です。
 イタヤカエデやネズコには、驚くほどの巨木もあります。
 この樹林帯に咲く花はあまり多くありませんので、森をじっくり味わいながら歩きたいところです。
 一方、主にエリアの東側には、大小の湿原が点在しています。
 尾瀬ヶ原とは異なり、ハイカーの通りもさほど多くありませんので、伸びやかな傾斜湿原でのんびりするのもいいと思います。

ベニサラサドウダン

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2005,7,10 燧裏林道

 北信黒姫山でサラサドウダンの大開花を見たばかりなのですが、今度は満開のベニサラサドウダンを見てきました。  燧裏林道に点在する湿原のへりで、明るい朱色のレンゲツツジに混じって、濃赤色のドウダンツツジが咲いているのでした。  レンゲツツジは酸性が強いと思われる泥炭地に多く、樹高は低いのですが、ベニサラサドウダンは土の上に生えていて、樹高も3メートルほどのものが多かったように思います。  尾瀬ヶ原方面ではほとんど、この花を見ませんでした。

ショウキラン

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2005,7,10 燧裏林道

 尾瀬のブナ帯で、ときどき見かける花。  無葉のランですので、花が咲いていないと、決して見つからないのです。  地味な花の多い無葉ランの中では、かなり美しい部類に入る、ピンクの色の花が地面からいきなり咲いています。  この個体は、やや痛みかけていますが、めったに会えない花だけに撮り直しはきかないのです。

ヒメシャクナゲ

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2005,7,10 燧裏林道

 湿原に生える超低木。  花は梅雨時に咲きますが、小さいのでニッコウキスゲやコバイケイソウのように目立ちません。  でもよく見ると、小さなピンクのぼんぼりをたくさんぶら下げたようすは、じつに愛らしいと思います。
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