ひどく暑い日で、ひさびさにばててしまいました。
それでも、足下には春から初夏の花がいっぱいでした。
山行記はこちら。
2005,6,25 北信黒姫山
ブナやカラマツの樹林帯でひっそりと咲いていました。
とても小さく、可憐な花。
たぶんほとんどのハイカーが、この花が咲いてることに気づいていないでしょう。
2005,6,25 北信黒姫山
大橋から新道分岐を経て白玉平に直登するところは、このコース中もっともつらい登りです。
植生はまずブナ帯。そして、ドウダンツツジなど灌木の疎林となり、上部でダケカンバの疎林、尾根まで登ると、オオシラビソの樹林帯です。
サラサドウダンの大木が大開花したようすは、筆舌に尽くしがたいすばらしさでした。
2005,6,25 北信黒姫山
コミヤマカタバミはなかなか気むずかしい花で、光が当たらないと花が開いてくれません。
ちょっとした深山であれば、たいていの山に咲いているのですが、このように思いっきり開花した姿が見れる機会はめったにありません。
七ツ池周辺の樹林帯にはオサバグサが大開花していて、それはそれですばらしかったのですが、ツマトリソウなどに混じってコミヤマカタバミがそこここに咲いているのも、なかなかのものだったのです。
2005,6,25 北信黒姫山
雪解け後の深山に咲く神秘的な花。
サンカヨウに会えるということは、サンカヨウに会えるところまで登れたということなのです。
この花を初めて見たのは、7月の燧ヶ岳だったと思います。
それ以来、あちこちでサンカヨウを見てきました。
そして今なお、サンカヨウの花に会える体力と気力を保持できていることに感謝したいと思います。
2005,6,25 北信黒姫山
ヤマシャクヤクは自然度の高い里山に行けばまだ、見ることができますが、ベニバナヤマシャクヤクにはめったに出会えるものではありません。
その希有な花が、たった一株咲いていました。