春の櫛形山は、とても静かな山でした。
高さがあるので、5月下旬になってようやく、春の盛りという風情でした。
ここで紹介した以外にも、イカリソウ、ラショウモンカズラ、シロバナノヘビイチゴ、ミヤマカタバミ、クサボケなど、いい花がたくさん咲いていました。
樹木では、アヤメ平上部のオオカメノキがとてもみごとでした。
今少しシーズンをずらせば、またいろんな花が見られることでしょう。
2005,5,29 櫛形山
頂稜の樹林帯にひっそりと咲いていました。
初めて見る花でしたので、名前が出てくるまで少し時間がかかりました。
葉っぱが一枚しかないので、イチヨウランです。
小さな花ですが、よく見るとあでやかなのでした。
2005,5,29 櫛形山
葉っぱの幅がやや狭く、開いた花がたくさんついているので、これはギンランではなくササバギンラン。
登山道下部にいくつか生えていました。
2005,5,29 櫛形山
ハルリンドウかと思いましたが、花が筒状に長いので、これはフデリンドウ。
中腹より上の日だまりに点々と咲いていました。
2005,5,29 櫛形山
中腹の斜面のあちこちにヤマシャクヤクが生えていました。
花には少し早かったようで、つぼみがいくつかありました。
咲いていたのは、ゴルフボールのようなこの株だけでした。
2005,5,29 櫛形山
早春に路傍に咲くタデの仲間。
この花を見たのは、夜叉神峠下以来、久しぶりでした。
ハルトラノオより葉っぱのばばが広い。
下部から上部まで、到るところに咲いていました。
2005,5,29 櫛形山
低山でもよく見る花。
陽当たりのよい斜面のあちこちに群落を作っていました。
小さくても鮮やかな黄色い花なので、大きな群落がいっせいに開花しているとみごとでした。
2005,5,29 櫛形山
ツクバネソウは葉っぱが4枚ですが、こちらはもっと多い。
花を上から見ると、こんな感じでなかなかおもしろい。