5月上旬の刈羽黒姫山はまだ大量の残雪に覆われていました。
それでも、足下には春の花がいっぱいでした。
中旬には、櫛形山脈にヒメシャガを見に行きました。
季節の遅い年とあって、ヒメシャガはやっと咲き始めたばかりでした。
山行記はこちら。
2005,5,8 刈羽黒姫山
山道下部で群生していました。
2005,5,29 櫛形山
中腹あたりであちこちに咲いていました。
このようにたいへん繊細で美しいのですが、花の色が黄緑色なので、新緑の山ではあまり目立ちません。
2005,5,29 櫛形山
陽当たりのよい路傍に咲いていました。
緑色の花が標準のようですが、この個体はずいぶんえび茶色でした。
2005,5,21 櫛形山脈
新潟や会津の雪解けあとでは必ず見られる可愛らしいスミレ。
しばしば大きな群落になりますが、櫛形山脈では、ほとんど花が終わったあとでした。
2005,5,21 櫛形山脈
シャガは、奥武蔵などでごく普通に自生していますが、ヒメシャガは越後などに出かけないと見られません。
櫛形山脈のヒメシャガがいっせいに開花したら、さぞすばらしいだろうと思います。
2005,5,21 櫛形山脈
日本海側の雪解け時、渓沿いを彩る花。
華やかな花なので、園芸用に売ってもいます。
この写真は尾根で咲いていたもの。
眼下に越後の穀倉地帯、遠景は日本海です。
2005,5,21 櫛形山脈
マキノスミレと酷似しているそうなので、同定がまちがっているかもしれませんが、葉がほとんど横に寝ていましたので、たぶんシハイスミレ。
この時期、花はそろそろ終わりそうでした。
2005,5,21 櫛形山脈
一見してワチガイソウかと思いましたが、花びらに裂け目が入っているのと葉が広いので、ちがう種類だと思いました。
よく見ると清楚な花です。
オオサワハコベの群落は、縦走路中一ヶ所だけでした。
2005,5,8 刈羽黒姫山
里の道ばたから登山道まで、いろんなところに咲いていました。
太平洋側で見る紫色とちがって、ここのはすべて純白の花ばかりでした。