2000年の梅雨明けと同時に、南アルプス南部を歩いてきました。
椹島から千枚小屋までの樹林帯の登りは、重荷のために、息も絶え絶えでした。
でも、このような花たちのおかげで、登りつづけることができました。
山小屋やテント場は、海の日の前とあって、わりあい、すいていました。
千枚小屋・荒川小屋・聖平小屋は、稜線よりかなり下ったところに位置しているだけあって、湿性のお花畑が、みごとでした。
赤石岳南の百間平界隈も、花数は少ないものの、各種の花が咲いていました。
悪沢岳(わるさわだけ)は、南アルプス南部の最高峰だけあって、花の数も種類も、随一でした。
塩見岳をはじめとする、北部の山々の展望も、すばらしかったし、北側のカールも、荒川小屋の建つ南側のカールも、見ごたえがありました。
赤石岳は、南アルプス(赤石山脈)南部の主峰です。
高さでは、悪沢岳にややひけを取りますが、北に悪沢、南に聖と、どっしりした3000メートル峰を従えた、美しい高まりは、貫禄十分でした。
梅雨の明けた南アルプス
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