世界の中の「日本」

北朝鮮研究会『北朝鮮は、いま』

 韓国人研究者による、北朝鮮の政治・経済・文化に関する総合研究。

 一読すれば、政治・経済の両面で、破滅寸前の状態であることがわかる。

坪井善明『ヴェトナム新時代』

 中国とともに、「社会主義市場経済」を指向するベトナムの現状を分析した書。

興梠一郎『中国激流』

 2000年代に入って、中国の社会・経済がどうなっているのかを紹介した本。

堤未果『ルポ貧困大国アメリカ2』

本多勝一『非常事態のイラクを行く』

 雑多なテーマに関する文集という感じのこのシリーズにしては珍しく、「湾岸戦争」後のイラクにおける、劣化ウラン弾被害の実態を掘り下げて取材したルポ集。

根深誠『ネパール縦断紀行』

 ネパールにおけるバンドの先駆け的存在であるナマステバンドの全国公演に同行した著者の見聞記。

村井吉敬『エビと日本人2』

 『エビと日本人』の続編。


 当事者が書いた『人質』とは異なる角度から「イラク「人質」事件について考える本。

郡山総一郎・吉岡逸夫『人質』

 2004年4月の「人質事件」は、日本人の意識に衝撃的なインパクトを与えた。
 問題の本質は、日本の自衛隊がアメリカの大義なき戦争に事実上参戦した点にあった。

 現代世界の不安定要因の出発点が、「同時多発テロ」だった。
 事件が発生した当時から、事件の背景に関するアメリカ政府の発表には、疑問視する声が少なくなかったが、この事件がイスラム急進派のテロだという筋書きを体系的に批判する書物も出そろい始めた。

前の10件 1  2  3  4  5