福島県知事として、東京電力・国と対峙してきた著者による告発。
著者が揮毫したあまり意味のなさそうな石碑を、あちこちで見た記憶がある。
続きを読む: 佐藤栄佐久『福島原発の真実』
福島県知事として、東京電力・国と対峙してきた著者による告発。
著者が揮毫したあまり意味のなさそうな石碑を、あちこちで見た記憶がある。
3.11以降の日本列島で暮らすとはどういうことかについて、原発の専門家と放射線と健康に関する専門家がやさしく解説している。
「化石燃料の燃焼に伴う二酸化炭素の温室効果により、地球が温暖化している」という通説を否定する書。
> 福島第一原発の事故は犯罪であり、その責任が追求されなければならないとする立場から、事故の構造的な必然性や、責任ある者たちの過去の言動の検証、原発のない状態の具体像について縦横に語っている。
とくに広瀬氏の憤懣やるかたない情念が、ひしひしと伝わってくる。
福島第一原発の現場幹部と筆者+週刊朝日取材スタッフのタッグによって書かれた事故の顛末記。
雑多なテーマに関する文集という感じのこのシリーズにしては珍しく、「湾岸戦争」後のイラクにおける、劣化ウラン弾被害の実態を掘り下げて取材したルポ集。
小出氏の、福島第一原発の事故に関連する発言集。
現在の「日本」のエネルギーの一定部分が原発によって作られていることは、事実である。
原発から撤退するためには、エネルギー消費を減らさなければならない。
本書は今、ベストセラーなんだそうである。
著者はその現実を「ちっともうれしくない」と述べられている。
自分の町に原発が来るということがどういうことか、日本人は十分理解しただろうか。
原発を誘致すれば莫大なカネが国や電力会社から落ちてくるのはなぜか、わかっただろうか。