食べものと身体

 食べ物におけるグローバル化の実態と問題点を調べた本。
 取り上げられている食べ物は、ハンバーガー、牛丼、輸入野菜、ウナギ、そしてワカメです。

西丸震哉『食物崩壊』

 『こんなものを食べていたのか』(青春出版社)とほぼ同内容の本です。
 すなわち、「食」に関する現代日本人の考え方がいかにまちがっており、このままいくと人類に先がけて没落・滅亡するであろうという話が書かれています。

西丸震哉『さらば文明人』

 類書に本多勝一氏の『ニューギニア高地人』があります。
 こちらは、『41歳寿命説』以来、生態学の見地から日本人への警告を発し続けておられる著者が、主として食の分野における調査をおこなった際の紀行文です。

近藤四郎『ひ弱になる日本人の足』

 人間にとって、二足歩行することが、どういう意味を持っているかについて、多方面から解き明かした本。

植松黎『毒草を食べてみた』

 カバー裏には、「これは、そうした毒草を食べてしまった人たちの世にも怖ろしい44の物語である」とありますが、そんな本では、ありません。

篠永哲・林晃史『虫の味』

 日本人の昆虫食についての本かと思いましたが、昆虫の味や料理法についての実験談です。

 この本は楽しい本です。
 『週刊金曜日』に、長らく連載されてきた漫画を、一冊にまとめたものです。

西丸震哉『滅びの大予言』

 内容的には、『41歳寿命説』(情報センター出版局)の続編の形になりますが、この本における西丸氏の筆致は、『41歳寿命説』に比べると、絶望的というか、あきらめの境地を強く感じさせます。

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