「日本」の森

 輸入外材のために壊滅に瀕した日本の森林と林業再生の方策について、森林の特性を踏まえた上で各種の提言を行っています。

蔵治光一郎外編『緑のダム』

 緑のダムとは、森林土壌が持っている貯水機能に着目して、森林がコンクリートダムのように治水と利水の両方の機能を果たしうるのではないかという考え方です。

 渓流のページに、おりにふれて書いていますが、わたしは、瀬音の森という有志団体で、渓畔林再生実験の活動に参加しています。

 『白神山地 立入禁止で得するのは誰だ』と一連の関係にある本。

 帯のキャッチコピーには、「『立入禁止』のウラに見え隠れする灰色の欲望 世界遺産ブランドに目がくらんだ偽自然保護論者を暴く!」とあります。

 最近、あらゆるところで、「生き残り」ということばが聞かれます。
 たまたま、国会中継を聞いていたら、議員が、「日本はITに力を入れないと生き残れない」と力説していました。

 『森はすべて魚つき林』とか『ニシン山に登る』など、このところ何冊か、海の魚と山の森との関係について書かれた本を読みました。

大滝重直『ニシン山に登る』

 ニシンがなぜ、北海道沿岸でとれなくなったのかを追及した小説。

柳沼武彦『森はすべて魚つき林』

 魚が生きる上で、樹木がいかに大切かということは、渓流釣りを趣味とするものにとっては、容易に納得のいくところです。

西口親雄『森の命の物語』

 森の樹木と生き物の関係について、やさしい語り口で説明した、著者の本を何冊か、読みました。
 この本は、樹木の「病」と「死」のメカニズムを解明した本です。

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