渓流と魚

赤沢谷

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やや増水気味


カツラのある河原


秋色の渓

 久しぶりによく晴れた一日、瀬音・源流部会の皆さんと、入川支流・赤沢谷の清掃に行ってきた。

 この清掃山行も、大洞川支流の荒沢谷・市ノ沢・和名倉沢、大除沢、入川本流ときて、今年で6回目になる。
 10数年前と比べて、釣り人によるものと思われる目立つゴミは、ほとんど皆無となった。
 釣りに行くたびに大量のゴミを持ち帰っていた時代を思い起こすと、まさに隔世の感がある。

 台風後のためやや増水した赤沢谷は、モミ谷出合付近の軌道あとで二ヶ所の大崩壊ができていて荒れた印象だったが、沢そのものは、相変わらず小奇麗にまとまった明るい沢だった。

 この時期はきのこも期待できるのだが、ヒラタケ・ムキタケ・ブナシメジなどをいくらかいただいてくることができた。

 夕方から日没まで、農作業。
 玉ねぎ苗予定地の耕耘・畝立て・マルチ張り。
 陸稲の刈り取り。陸稲は種まきが遅すぎたため、じゅうぶん熟さないうちに晩秋となってしまった。

西沢渓谷

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三重滝


ダイモンジソウ

 退勤後、少しの時間を見て、玉レタス予定地の肥料まき・耕耘。
 うね立てをしていたら、真っ暗になった。
 今から植えても手遅れの可能性が大きいが、植えるだけは植えてみるつもり。

 その後、22時過ぎまで、鎮守の秋祭りの準備。

 写真は、一昨日、黒金山から下山してきた西沢渓谷。
 奥秩父の核心部のように美しい渓だった。
 岩壁では、ダイモンジソウが満開だった。

奥秩父の事故

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ブドウ沢出合下の悪場

 一日かけて、京都へ移動。
 第二京阪道路の開通にともなって、国道1号線のサブ路線ができているのを知らなかったため、いささか時間をロスした。
 明日の朝から、おそらくかなり退屈と思われる講義漬けにならねばならない。

 八ヶ岳を歩いている間に、奥秩父の渓流で、遭難者の救助・収容に向かった救助隊員の皆さんが殉職されるという、やりきれない事故が発生した。
 遭難された方もお気の毒だが、亡くなられた救助隊員の皆さんに対しては、言うべき言葉が見つからない。

 ネットに流れている情報から想像するに、現場は滝川のブドウ沢出合下の悪場と思われる。ここは三段の滝になっているのだが、最も危険なのは一番上の滝下のトラバースである。
 もしここで淵に落ちたら、這い上がることはまず不可能だ。
 連打されたハーケンに古いザイルがセットしてあることが多いのだが、スリップした際に残置ロープが切れたのか、それとも、手を離してしまったのか。あるいは、ハーケンが抜けたのかもしれない。

 遭難には、不運だけでは片づけられない原因があると思う。生き残ったパーティは、それを徹底的に洗い出す義務がある。
 だが今回の事故は、遭難者に責任はないにせよ、遭難がなければそもそも起きなかった。そこが返すがえすも、気の毒だ。
 沢登りも渓流釣りも山登りも、しょせん遊びである。もっとも大切なのは、自己の力量と遡行・登攀行為の困難さをきっちり把握して、自己の力量を超えない範囲で自重することだと思う。

 写真は、2001年にその悪場を遡行したときの自分である。

瀬音の森解散

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オヤマ沢田代のワタスゲ


ズダヤクシュ


マイヅルソウ1


マイヅルソウ2

 木曜日は、有志団体瀬音の森の解散総会だった。
 瀬音の森が設立されたのは、1999年だから、つごう11年、活動してきたことになる。
 ここにかかわるようになったのは、NIFTY-Serveの釣りフォーラム(FFISH)の知人が多く参加していたからだった。

 自分の参加動機は、森林ボランティアの活動をやってみたかった点が大きかった。
 今もそうだが、自分の最大の遊び場だった奥秩父の渓流は、古い時代の大伐採や、近年の国道・林道建設などによって、無残に破壊されつつあった。
 渓流は、自然に放置していて復活することもあるが、人が手助けすることによって、復活はより、スムーズに進む。
 渓流で遊ばせてもらうものとして、渓流に恩返しすることが、人としての務めだと思われた。
 特に奥秩父・豆焼沢における渓畔林再生実験は、東大演習林と瀬音の森とのコラボレーションによって実現した、貴重な経験だった。
 でも、森林ボランティアとして参加した活動は、数えるほどしかない。

 瀬音の森は必ずしも、釣り人集団ではなかったから、活動を通じて、たくさんの人と新たに知り合うことができた。
 設立当初はまだいくらか若かったから、源流部会の仲間に入れていただいて、奥秩父の源流行に加えていただいたりした。自分にとって、以下の釣行体験はことごとく、珠玉のような思い出ばかりである。

http://www.yasutani.com/tani/2001/20010623.htm
http://www.yasutani.com/tani/2002/20020602.htm
http://www.yasutani.com/tani/2002/20020608.htm
http://www.yasutani.com/tani/2002/20020512.htm
http://www.yasutani.com/tani/2002/20020706.htm
http://www.yasutani.com/tani/2002/20020727.htm
http://www.yasutani.com/tani/2003/20030803.htm
http://www.yasutani.com/tani/2004/20040529.htm
http://www.yasutani.com/tani/2006/20060610.htm

 上記の釣行の他に、奥秩父の渓流清掃山行は、現在も継続中である。

 自分にとってこのような出会いの場だった瀬音の森だが、運営面では、代表(会長)の黒沢和義さん(kurooさん)に全面的に依存していた。
 黒沢さんにとってそれが、実務面・経済面ではもちろん、精神的にたいへんなご負担を強いることとなっていることは、わかっていたのだが、kurooさんに代われる人は、存在しなかったから、kurooさんの限界が、会の限界でもあった。

 瀬音の森は解散して、新たにネットワーク"瀬音"が立ち上がる。
 イメージとしては、NIFTYのFFISH"瀬音会議室"に近いような感じだが、もちろん、釣り人だけのネットワークではない。
 今しばらくは自分も、森や渓に出かける機会があろうものの、いずれは昔話を肴に飲むばかりとなっていきそうだ。^^;

 ここまでの人生の約5分の1を"瀬音の森"とともに過ごせたことに、感謝したい。
 おつき合いいただいた皆さん、kurooさんに、心から感謝申し上げます。

栃寄沢の滝

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栃寄大滝

ゴハンギョウの滝

 今日も2時間半程度の超過勤務。
 畑には2日間ご無沙汰だが、午後からよいお湿りが降った。

 写真は、昨日見てきた栃寄沢の滝。
 上が栃寄大滝で、下がゴハンギョウの滝である。

 大滝は落差5メートルほどの小さな滝だが、二つに割れた岩の間に落ちているため、全体が見えない。
 ゴハンギョウの滝は、水量が少ないため瀑音が小さく、通り過ぎたのち、対岸から滝を見つけた。
 こちらは2段15メートルほどの、なかなかの美瀑だった。

 栃寄沢は、下流に養魚場があるためか、全面禁漁だった。

早滝

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早滝

 超過勤務が続くので、退勤後の農作業ができない毎日になっている。
 したがって農作業は、出勤前の短時間に限られる。

 今日はとりあえず、ナスとキュウリ予定地のうねにマルチかけ。

 里芋の種が手に入ったので、明日はまた、里芋を植えたい。

 写真は、赤久縄山登山道から少し外れたところにあった早滝。
 塩沢川の支流にかかる滝なのだが、沢の名前がわからない。

 塩沢川は、何の意味があるのかわからない塩沢ダムの上流は好渓相で、目にした支流のすべてに数段の滝やみごとなナメ滝が掛かっていた。
 足元の砕石は両神山と同じチャートで、岩盤が固いからこのような渓相になるのだろう。

 30メートルとも40メートルとも言われるが、自分の目には20メートル程度に見えた。
 水量がほどほどだったので、線が細いとはいえ美瀑だと思う。
 厳冬期にはみごとな氷爆になるらしい。

焚き火

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森林軌道の車輪

縞模様の岩が秩父の渓らしい


焚き火

 二日間遊んだので、終日、家で用足し。

 午前中は薪作り。素性のよくないクリを割るのは、とてもたいへんだ。
 午後はずっと農作業。

 落ち葉堆肥の仕込み。
 これはとても重労働なのだが、野菜の成否はこれで決まる。

 オクラ・アスパラガス・ヤーコンなどの地上部の刈り取り。
 マルチはぎと枯れ草燃し。

 しばらくの間は、畑の整備が優先課題だ。
 帰宅後、煙突掃除。

 写真は、一昨日の渓のスナップと焚き火。

清掃山行2009

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蒼い水色は変わらない
水きらめく

 瀬音の森源流部会の清掃山行から帰宅。
 今年は入川下流部を掃除してきた。

 ここ数年の傾向だが、渓に新たに投棄されるゴミは、ほとんどなくなった。
 秩父に釣りに来る人たちのマナーが向上したというか、ゴミを捨てるのは当たり前だという世代が、渓流釣りから引退したのだろう。

 もちろん皆無とは言えないが、ゴミが目につかない渓は気持ちがよい。

 流れは相変わらず蒼く、落ち葉を浮かべていた。
 禁漁に入って2ヶ月近くたつので、産卵を終えたイワナがあわてて走る姿も見ることができた。

 黒の白い縞模様の岩が、いかにも入川らしい。
 久々にはくウェーディングシューズの感覚が何となし心もとなくて、岩への立ち込みに一抹の不安を覚えた。

 帰宅後、薪作り。
 ひと休みした後、畑に行って枯れ草燃し。

大イワナ

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大イワナのペアリング

 昨夜来の雨は50ミリを越え、明日にはやむ模様。
 期待以上の降りとなった。
 本日の農作業はできず。

 昨日は、飯豊山荘近くの温身平遊歩道を散策した。
 山荘近くの玉川支流では、大イワナのペアリングを見ることができた。

 しばらく見ていたのだが、産卵には至らなかった。
 それでも、雌1匹に対して、雄3匹がからんでおり、雌にも好みの雄がいるような様子がうかがえて、とても面白かった。

 写真のうち、大きい方が雌。
 30センチは軽く越えた大イワナだ。

キタマゴタケ

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OLYMPUS E-620+ZD14-54mm

 昨日は、瀬音の森源流部会に出席。

 雨がちっとも降らないが、明け方はずいぶん涼しくなってきたので、キャベツ以外の秋野菜の準備を始めた。

 玉レタスと宮内菜をポットに播種。
 しゃくし菜は、畑の苗床に直接播種。

 余った種ラッキョウを植えつけ。
 大除草。

 以上で日没。

 午後、秩父漁協に行って、秩父イワナ保護について意見交換。
 この10年ほどの間、秩父漁協そのものが混乱し続けていたので、在来イワナ保護など、話し合える感じでなかったが、今日はとても前向きに話し合うことができた。
 まだ何も決まったわけではないが、この10年の時間的喪失はまさに、失われた10年だった。

 写真は、キタマゴタケ

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