ちょっくら人に会いに小海町へ。
待ち合わせ時刻にいくらか余裕があったので、馬流駅近くの秩父暴徒戦死者の墓にお参り。
明治17年11月9日早暁。
秩父困民党は、陸軍高崎鎮台兵と銃撃戦を交わして壊滅した。
引き取り手のなかった異郷の若者たちを、ここの人々は丁重に葬ってくださった。
昭和9年。
事件50年を経て、この地に建てられたのがこの墓石である。
墓地はいつ来てもきれいに清められ、ここへ至る道標は秩父市内よりずっと多い。
人の優しさとは、いつまでも忘れない心のことなのだ。
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