昨年、小谷城址を歩いた。
小谷山城の南に盛り上がった小さな丘は虎御前山で、浅井長政の小谷城を攻撃するために築かれた織田信長の砦である。
虎御前山城は、小谷城攻略の拠点として築かれたものなので、織田軍にとって一時的に陣をおくだけの砦かと思ったが、歩いてみると、そうでもなかった。
織田信長本人はもちろん、丹羽長秀・徳川家康・滝川一益・佐久間信盛・木下秀吉・柴田勝家ら、そうそうたるスーパースターたちが在陣し、織田軍の総力をあげた攻撃がここで準備されたらしく、当然かもしれないが、秩父あたりの山城よりはるかに大規模だった。
今は植林はあまりされておらず、アベマキを中心とする雑木林で、まずまず自然度も高くていい感じだった。
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