沢沿いの大杉
金界坊堂前の大杉
今朝は氷点下6.4度と、怖れたほどは冷えなかった。
夜中に起きて家中の水道をあけて回ったりしたので、さほどひどく凍結することはなかったが、明朝はどうなるかわからない。
路面の積雪は,日なたではおおむね溶けたが、自動車の走行には、まだかなり気を使う。
それにしても、20センチかそこいらの積雪で右往左往するマスコミには、こちらが気恥ずかしくなってしまう。
本白根山が噴火してしまった。
10年前に万座から登ったときには、コマクサの時期にあたっていたこともあって、今回噴火したあたりでは、観光客が長蛇の列をなしていた。
噴火が初夏から夏にかけてだったら、大変な犠牲が出たと思われる。
日本列島は火山列島なのであり、火山の噴火は今のところ予測が極めて困難である。
そして、ひとたび噴火すれば、大きな犠牲を伴う。
火山学の研究にもっと力を入れるとともに、観測体制を強化することが望まれる。
ずいぶん以前(1994年)に書かれた『大地動乱の時代』などは、今でも非常に説得力があるのだが、この著者のことを前・原子力規制委員長が小馬鹿にしていた。
『火山入門』や『日本の原発と地震・津波・火山』もよい書物である。
自分の頭で物を考えることなくイタズラに「怖い怖い」と騒いでいる人々もよろしくないが、「政治家」は列島に穴をあけたり、コンクリート張りにすることばかり考えている。
列島の大地が崩壊する危機への対策より、北朝鮮のミサイルの危険を煽るほうが票になると思っているんだろう。
写真は、棚横手で見た大杉たち。
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