消える峠道

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 ふと思い立って、皆野町日野沢地区の廃道歩きに行ってきた。

 秩父華厳の滝(下ノ空滝)から奈良尾集落への道路を行き、小松集落への旧道を入って、小松から風早峠に至り、旧風早峠から藤原集落へ下って、札所34番に寄り道して、もとのところへ戻った。
 と言っても全くわからないと思うが、ルートはこんな感じ。

 小松入口から旧風早峠までは、かつての峠道は消えて作業道化していた。
 旧風早峠から藤原までは、完全に廃道で道型はほとんど残っていなかった。

 山の民にとって日々の暮らしと切り離せなかった生活の道だが、その痕跡はほぼ消えてしまった感じだ。

 下山後、畑で第一次落ち葉堆肥の三回目の切り返し。
 第一次落ち葉堆肥はこれから熟成に入り、今後、第二次堆肥を仕込むことになる。

 日野沢地区は、急傾斜の斜面の中腹に石垣を築いて集落が築かれている。
 今は車道が通っているから、渓流は細々とした流れだが、見応えのある滝も多い。

 秩父華厳の滝(下ノ空滝)はその代表だが、小松沢の上ノ空滝も、遊歩道が整備されていた。
 立派な滝の近くに、こんな枯れ滝もあるのだった。

コメント(2)


こんにちは。

お久ぶりです。秩父事件研究顕彰協議会の所属しております。

数年前まで藤原に友人達と廃屋を借りておりました。大家さんの都合でもうその家はなくな

ってしまいましたが。その時重木へのルートを探したことがありましたが、わかりませんで

した。こういうルートがあったのですね。もっと近いルートがあったのかもしれませんね。

でもなくなっているでしょうけど。

nagaoさん
 お久しぶりです。
 藤原安産堂のすぐ下の三叉路を「右に行くと重木」という道標がありました。
 そこを行くと重木に行けるのかなと思っていました。
 日野沢の場合、今のように沢に沿った道だけでなく、耕地と耕地を結ぶ網目のような道がかつては存在したようで、それらの道が困民党のオルグにも使われた生活の道だったと思われます。

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