鎮守の祭礼の手伝いは、午前中で終わった。
天気もよかったので、農作業とも思ったのだが、思い立って、東京・日本橋へ蔵王権現と修験の秘宝展を見に行ってきた。
これだけ数多くの蔵王権現像を一度に拝観する機会は、まずないだろう。
公開の終わってしまった如意輪寺の蔵王権現像を見ることができなかったのは、いささか残念ではあったが。
吉野の修験関係文化財とともに、鳥取県の三佛寺の仏像・神像が展示されていたのも、ありがたかった。
作品としてはいささか野暮ったい印象を拭えないとはいえ、修験道が、列島のさまざまな山岳地帯で黙々と営まれ続けてきたことがわかる、いい展示で、修験について、もっと考えたいという知的刺激を大いに受けてくることができた。
写真は、越生町黒山の山中に安置されている役行者石像(2009年12月撮影)。
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