ブナ林の幕営地
雪のブナ林
20センチほどの積雪がまだ残っているので、終日、身体休め。
曇り按配だったので、雪はちっとも溶けず、冷蔵庫の中のような底冷えの一日だった。
忘れないうちに、いくつかの山道具についての覚え書き。
冬の火器は、このところ、MSRインターナショナルを白ガスで使っていた。
このコンロの難点は、プレヒート時に一度は火だるま化することである。
それでも、降雪時と暴風時でなければ、使いものにはなっていた。
しかし吹雪の中では、雪のブロックを積んで暴風壁を作り、付属の風防をかぶせたところで、炎を安定化させるのは、なかなか難しかった。
「火だるまの儀式」が必要なため、このコンロは、テントの中ではもちろん、前室でも使えない。
プリムスのハイカロリーガスカートリッジ+ウルトラガスもあったのだが、こちらは、前室でも慎重にやればどうにか使えるし、パワーもまずまずだった。
ガソリンコンロの信頼性はゆるがないので、冬山の火器は、状況に応じて使う必要があると感じた。
登山ウェアに関して、システマチックなラインアップを持っているメーカーは、パタゴニアとファイントラックではないかと思う。
ファイントラックのアンダーウェアは吸汗・蒸散性に優れているが、保温性が弱いと感じていたので、厳冬期には使っていない。
昨年は、モンベルが出しているメリノウール製のアンダーを着ていった。
これは着心地がよく、濡れても冷たくならないので、昨冬のシーズン中、愛用していたのだが、この冬にタンスから引っ張りだしてみると、虫食いかほつれのため、ボロボロになっていた。
着れないことはないので、冬の日帰り山行程度には使っているのだが、雪洞や厳冬のテント泊には、不安がある。
で、今回は、パタゴニアのキャブリーン4のアンダーを着ていった。
キャブリーン4は、保温性に関しては信頼できるが、吸汗性にやや難点があり、激しいラッセル時には、布地のベタつきを感じた。
今のところ、とりあえずアンダーはキャブリーンでいいかなと思っている。
写真は、雪のブナ林。
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