コナラの玉切り

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ロウバイ咲く
稲穂山古墳


 相変わらず、季節風が強く、山鳴りが聞こえる。

 久しぶりに山仕事ボランティアで朝から、働いた。

 皆野町のムクゲ自然公園内にある稲穂山古墳で、間伐したコナラの玉切りをほぼ終日。

 この公園は、蓑山の一角にある。
 公園ができる前、毎日のように蓑山を徘徊していたころに、この古墳はまだ、発見されてもいなかったようだ。
 当時は、蓑山山麓にある大塚古墳が秩父地方最大だと言われていたが、稲穂山古墳は、大塚古墳より一回り大きい。

 大塚古墳は荒川の河岸段丘上に築かれた群集墳の一つだと言われているが、稲穂山古墳の周辺には、古墳らしき墳丘は見られない。
 秩父地方の古墳は群集墳として築かれたものだというのが一般的な理解だから、稲穂山古墳は、一般的な秩父の古墳とは性格が異なると思われる。

 秩父地方の群集墳の多くは、墳丘の下部に緑泥片岩で横穴式石室を構えているのだが、稲穂山古墳は墳丘の頂部に竪穴式の石室らしきものがある。
 その点も、他の古墳とは全く異なっている。

 秩父地方の古代史にとって、とても重要な遺跡であり、ていねいに調査してほしい。

 山仕事が一段落したのち、日没まで各種秋作の片づけ。
 ゴボウの掘り取り。ゴボウはこれで終了。

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