自家製全粒粉+カメリヤスペシャル
| 上州地粉+カメリヤスペシャル
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今朝は、買った小麦粉でパン作り。
粉が白いので、見栄えはいいが、自家挽き小麦粉の方が、香ばしい感じがする。
写真を見比べてみても感じが異なる。
玄関棚は、とりあえず、完成。
町でガソリンを売っているという噂を耳にしたので、午後に、農作業を兼ねてガソリン買いに出た。
自宅から一番近いガソリンスタンドまで12キロほど離れているので、買えるかどうかわからない状況で出かけたら、それこそガソリンの無駄遣いになってしまいかねない。
行ってみると、2から3台待ち程度で1リットル150円、MAX3000円限定だったので、ちょうど20リットル買えた。
これでしばらくの間、通勤の心配をしなくてすむ。
小雨が降っていたが、引き続き、農作業。
ジャガイモの植え付けと長ネギの種まき。
今年の長ネギは一文字黒昇り。
福島、茨城、栃木、群馬4県で、野菜類の出荷停止などの措置が取られた。
枝野官房長官の会見は、各種の数字をきちんと出して説明しているところに、信頼感がある。
自民党だったら、こうはいかないように思う。
枝野氏のタフさにも、感服する。
しかし彼の、言語明瞭な説明の中に、引っかかる点がいくつかある。
ひとつは、なんども聞いた、「直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」という表現である。
放射能障害は、「直ちに」あらわれるとは限らない。
被曝直後には、何でもないように見えても、数年あるいは数十年後もたって現出するのが、放射能の恐ろしさである。
「直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」という表現は間違っていないが、将来的な悪影響については、未だ未知数というほかないのが正確な話だと思う。
もうひとつは、4県産野菜から検出された放射能を手にすることと、それを食べることとはかなり違うということを、はっきり説明していない点である。
放射能を帯びた野菜を摂取すると、外部被曝の場合と異なり、体内でα線やβ線に被爆することになる。
たとえば、このサイトは「外部被曝がアルファ線やベータ線は被曝に関与せず、ガンマ線だけに被爆するという条件に対しまして、内部被曝では、アルファ線、ベータ線が非常に大きな被曝を与えます。核分裂生成原子の場合、ベータ線が圧倒的多数でガンマ線が付随している状況で、ベータ線、アルファ線には被曝の局所性と継続性があるわけですから外部被曝に比べて極端に大きな被害形態であることを強調したい」と記述している。
それでも、出荷停止には、してほしくない。列島の農業を守らなければならない。
一昨日付の生活記に、「大人は、福島・茨城県産農産物を買うべきだ」と書いたのは、4県産農産物をなるべく大人が食べて、子どもにはそれ以外の産地のものを食べさせてほしい」という意味だった。
人生の何たるかをいささかなりともかじった自分の世代と、これから人生を生きる子どもたちとでは、10年後、20年後の生きていることの価値が全く違うからである。
でも、よく考えれば、あまり現実的ではないかもしれない。