2011年3月アーカイブ

雁坂峠山行記

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ブナの道

天然カラマツ

樺小屋

お昼の気温

和名倉山を望む

朝の小屋前

 3連休だったのだが、今日も午前中だけ出勤。

 午後は、新しい本棚のための材木切り。
 今日は切断しただけで、加工はせず。

 古い籾摺り機を譲ってもらえるという情報があったので、その後、機械をいただきにあがる。
 かなり傷んでいたので、帰宅途中の農機具屋さんでとりあえず動くようにしてもらった。
 ベルトがひどく磨耗しており、切れるのは時間の問題なので、早いうちに交換すれば、しばらくの間使えそうだ。
 大事に使って、自分たちが生きている間くらい、動いてほしい。

 夕方前に、薪置き場兼ぶどう棚をとりあえず完成。
 ぶどうの苗(シナノスマイル)は買ってあるが、まだ植えてないし、これが伸びてくるのはまだまだ先だから、つるを絡ませる棒はまだくっつけていない。

 雁坂峠山行記を追加。

暗澹たる現実

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 飯舘村(花塚山野手上山などがある)の放射線値がIAEAの安全基準値を超えているという報道があった。
 これに対する枝野官房長官のコメントは、いつになく歯切れが悪く、「あのう、あのう」と苦しげに語っていたのが、不安をかきたてる。

 疑心暗鬼を生ぜしめない唯一の方法は、隠しごとをせず、データをきちんと明らかにすることである。
 自民党にそれは期待できないが、菅内閣にならできそうな気がする。
 早急にデータと方針を出してほしい。

 それにしても、原発周辺には、1000体の被曝遺体が二次被曝の危険性ありという理由で収容できていないという。
 ここで言われている放射線量は10万cpm以上ということらしい。10万cpmを耳慣れてきたマイクロシーベルトに換算すると、だいたい1時間あたり830から1000マイクロシーベルト程度になる。
 自然状態で被曝する放射線量が世界平均で年間2.4ミリシーベルト(日本はそれより低いという)だから、1時間あたりに換算すると0.00027ミリシーベルトすなわち0.27マイクロシーベルトである。
 正確には計算できないが、発見されたご遺体からは、おおむね自然被曝の3000から4000倍の放射線が出ているということになる。

 これらの町に家族や友人の遺体が残されているとして、彼ないし彼女に手を触れることさえできないという現実が、この列島の、さほど遠くないところで起きているのである。
 南方戦線で亡くなった兵士の遺骨収集は今でも続けられている。それは当然のことであり、国家の責任である。ひるがえって、被曝遺体が、目の前にありながら、手を差し伸べられないままに置かれている不条理は、どう理解すればよいのだろう。

 原発被災地域以外でも、身元確認断念という現実がある。

 そんな中、関西電力社長は28日に、定期検査中の原発3基の運転再開と今後予定している高浜原発4号機(福井県高浜町)でのプルサーマル発電について「粛々とやっていく」と述べ、計画通りに進める考えを示したという。
 中部電力や九州電力がしばらく自重する姿勢を示したのとは、対照的だ。

ジャガイモ完了

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雪とスズタケ
陽が昇った

 昨日、休暇をとって仕事したので、今日は終日、在宅。

 午後から畑に行って、農作業。
 ジャガイモの植えつけ。これは最終。
 今年は、ノーザンルビー4キロ、インカのめざめ2キロ、スタールビー7キロ、とうや2キロ、メークイン2キロ、大滝芋と種類不明の芋を1.5キロ、計17.5キロを植えた。

 里芋予定地と生姜・ウコン予定地に植え穴掘り。
 カブとペコロスに潅水。

 薪置き場兼ぶどう棚の屋根張りを完了。
 あとは、ぶどう用の棚を作って筋交いで補強すれば、完成である。

 家の周囲でウグイスが鳴き始めた。
 春になるといつもやってくるシジュウカラが巣箱の下見にやってきた。
 ジョウビタキは、いつの間にか、いなくなった。

 写真は引き続き、日曜日朝の雁坂峠道。

企業モラル

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 東京電力会長が記者会見に応じた。

 事態はまさに、刻々と変化しており、今後の推移がどうなるか、予測しがたい中、いつ終わるともしれない決死の作業が続けられている中での話である。

 東電にすれば、政府と一体になって事態の悪化を阻止するのが精一杯だということは、想像できる。
 しかし、原発事故にともなって避難している人々や、放射能に汚染された野菜の生産農家、海を放射能で汚されて仕事にならなくなった漁業者などだって、一刻の余裕もないピンチに立たされている。

 24日朝、福島の野菜農家が自殺した。
 記事によれば、須賀川市のこの人は、自作の腐葉土を使って有機野菜作りに取り組んでおられたそうだ。しかし、土がだめになれば、食べ物を作ることなどできない。
 この人の絶望感の深さが、痛いほどわかる。

 地震・津波の被害者への救援も急がねばならないし、原発事故の被害者をも、救わねばならない。
 そういう中で、東電会長は、「自社の責任」という言葉を、最期まで発しなかった。
 さらに、被害に遭われた方には東電を潰しても補償を優先するのかという問いに対して、「全体としては原子力損害賠償法の枠組みの中で考えていきたい」と答えている。

 この法律には、事業者の賠償責任について、「その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によって生じたものであるときは、この限りでない」という免責条項が規定されている。
 東電トップがこの条項を知らないはずはないから、場合によっては、責任逃れということを考えているのかと、疑ってしまう。

 今回の地震・津波・事故は既に、現行の法的枠組みで処理できる範囲を超えている。
 救援・復興のための費用を捻出するための増税や公務員給与の引き下げなどに対し、強い異論は出てこないだろう。

 埼玉県あたりでは、一日最大6時間の停電(鉄道・病院・信号などを含む全面停電である)にも耐えている。
 この停電が一年間続くとしても、被災地を思えば、耐えるしかないという思いである。
 国費を、必要なだけ、救援と暮らしの再建のために注ぎこむべきだ。

 今は事故対応で手一杯であるなら、それでもよい。
 しかし、補償問題に対して、「経営感覚」を発揮しようというごとき発言は、許されない。
 「当社の責任は誠に無限大である。社の存亡をかけて、補償に応じたい」くらいのことを言うのが、まともな企業モラルというものではないか。

 個人的見解と断ってはいるが、「免責事項の適用はありえない」と述べた枝野官房長官の判断は、至ってまともである。

雁坂道の夜明け

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朝日に向かって歩く
ラッセルの跡

 年度末にかかり、根詰め仕事が集中して苦しいのだが、仕方がない。
 今日は、休みをとってあったのだが、平常のとおり勤務した。

 福島第一原発周辺のプルトニウムを計測する機器がないという東京電力の話は、嘘だった可能性が高い。
 枝野官房長官は本日、原発敷地内からプルトニウムが検出されたのみならず、それが燃料棒の溶融によるものであろうことを明言し、「大変深刻な事態だ」と述べた。
 枝野氏の発言が根拠のないものとは考えにくいから、東電の話は嘘だとしか、考えられない。
 日本中の人々が心を痛めている問題に関し、虚偽を発表したり、事実を隠蔽しようとする東京電力の言うことは、全く信用できなくなった。

 事態は、相変わらずというか、深刻さの度を深めている。

 破滅的な事態を避けるためには燃料棒を、水でひたすら冷却し続けるしかないという。
 冷却期間は、3年から5年というから、長丁場の取り組みにならざるをえない。
 万一、何らかのミスにより冷却に失敗して原子炉格納容器が壊れれば、東日本の広い範囲が破滅的な情況になるのは免れない。
 現在取り組まれている決死の注水作業は、極めて重要だと思う。

 ところが、現在起きているのは、注水することによって漏れ出た水が、高い放射能に汚染されていて、作業を妨げているだけでなく、この高濃度汚染水を一時的に貯蔵する施設もなく、場合によっては、この水が海に漏れ出す可能性もあるという事態である。

 破滅に至らないためには、注水作業を止めることは絶対にできない。
 しかし、注水することによって、各種作業の足かせとなる高濃度汚染水を大量に発生させてしまう。
 放射性物質の封じ込めは、ほとんど絶望的に困難であり、破滅的な情況の回避を優先させるならば、汚染水を原発敷地の内外にどんどん運び出すなど、ある程度の放射能拡散はやむなしと考えるべきかもしれない。
 枝野氏が「大変深刻」と言っているのは、そのような意味だろう。

 こういう事態になっているのに、国営放送では、ニュースより高校野球の実況を優先している。
 一体、どういう神経をしているのだろうか。

 写真は、一昨日の夜明け前後。

プルトニウム

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 福島第一原発3号機がMOX燃料すなわちウランとプルトニウムの混合燃料を使用していることは、事故発生当時から、一部で話題になっていたが、マスコミはこのことについて、あまり報道してこなかった。

 原発の破壊にともなって漏出した物質から検出される放射線量が大きな問題性があるのは事実だが、プルトニウムが漏れ出したとなると、多くの国民が恐れている以上に、容易ならざる事態となる。

 三日間、山にこもっていたので、この間どれほどの調査がなされてきたかわからないのだが、枝野官房長官が今日の午後、「プルトニウムが周辺の土壌を汚染しているかどうかの調査を急ぐ」と述べた。
 3号機がプルトニウムを燃やしていることは誰でも知っていたことだから、3号機で爆発が起きる前から、このことは危惧されていたはずであり、とっくに調査され始めていたはずだ。

 枝野氏は、もしプルトニウムが「検出されれば『対応をしなければならないので、土壌の分析、調査を急がせている』と語った」とのことであるが、これは政府にとって、絶望的に厳しい事態だと言わざるをえない。

 電気事業連合会は、プルトニウムから発せられる放射線であるアルファ線は、紙1枚でもさえぎることができ、プルトニウムが体外にある時には皮膚の表面で完全に止まってしまうことから身体的な影響が問題となることはありませんと述べているが、原子炉破壊にともなって放出されるチリなどに付着したプルトニウムが体内に取り込まれ蓄積した場合、人間のほぼ一生にわたってアルファ線の内部被曝が続く。
 電事連の説明は、事故が起きても環境へ放出されにくい設計となっていますと述べるにとどまり、上の点には、全く触れていない。

 プルトニウムは「かつて人類が遭遇した物質のうちでも最高の毒性」を持ち、「角砂糖5個分で日本が全滅」すると言われる強毒性の物質である。
 そのプルトニウムが漏れてる可能性が強いことに、政府は、とっくに気づいているはずだ。
 原発燃料に主に用いられていると思われるプルトニウム239の放射線半減期は約2万4000年である。

 なお、プルサーマルの「安全性」をコマーシャルで流し続けてきた電事連=東京電力は、「プルトニウムはアルファ線だが、どれぐらいの量があるかを測定する装置を当社は持っていない」と述べた。その上で、プルトニウムが出ている可能性があるということか、との問いに、 「測定していない以上は、絶対ないとは言えない」と答えた とのことだ。
 これをわかりやすい日本語に直せば、「こんな事故が起きるとは想定してなかったから、プルトニウムが出たかどうか調べる機器なんかもってません。調べてないから、プルトニウムが出たかどうかはわかりません」ということだろう。

 福島第一原発の構造はみんなほぼ同じだろうから、3号機の原子炉建屋上部にも、プルトニウムを含んだ使用済み核燃料がプールに漬けられていたはずだ。
 最も派手に爆発したのが3号機だから、映像を見れば、使用済み核燃料は木っ端微塵になったのではないかと思われるが、ちがうのだろうか。
 いまだに消防車による放水を続けているということは、政府として、燃料プールが健在だと考えているということだが、その見通しは正しいのだろうか。
 この点について、枝野氏はまだ、何も語っていないのではないかと思うがどうだろうか。

雁坂峠

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ラッセル

 雪の雁坂峠から帰宅。
 と言っても、ほんとうは甲武信ヶ岳をめざしたのだが、積雪のため、3日かけて結局、雁坂峠にも届かなかった。

 ラッセルそのものは、ワカンをつけて膝程度だったのだが、豆焼沢の源頭で、急傾斜の岩棚状にたっぷり雪が詰まったところを安全に通過できる確信を持つことができず、撤退を決めた。
 雁坂小屋まであと数百メートルのところだった。

 今朝はまずまずの好天だった。
 写真は、昨日の峠道。

 帰宅後、薪小屋兼ぶどう棚作り。
 材料がなくなったので、途中で終了。

物見遊山です

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 仕事の山はどうにか越えたが、明日から仕事で山に登らねばならない。
 民主党の国会議員が「物見遊山はやめて」と言っているので、なぜだろうと思ったら、国会議員の視察に対して言っているのだった。
 ちょっとほっとした。

 枝野官房長官が言っているように、福島第一原発は相変わらず、危機的な状況を脱していない。

 現時点ですでに、放射能による土壌汚染が報道されている。

 原子力安全・保安院は23日未明の記者会見で、福島県内の高濃度に汚染された野菜が見つかったことに関連して、「セシウムは半減期が長く、場合によっては土壌を入れ替える作業も必要になるかもしれない」と発言した。

とあるが、人が暮らしていかねばならない以上、畑の土壌を入れ替えるだけですむわけがない。
 人家の庭の土壌だって汚染されてるし、登山道だって、渓流沿いの杣道だって同様であるはずだ。
 セシウム137がほぼ消滅するには、数百年もかかるのに。

 国家など愛していないが、国土とそこに住む民は愛している。
 この列島を汚し、破壊し、人が住めなくするものを憎んでいる。

 ダムと戦争を憎んできたが、原発も許せないと思う。
 電気をさらに使わないようにしたい。

 事態は一向に好転しておらず、現場では決死の作業が続けられている。(今現在ここが詳しい)
 また、福島など4県産の農産物の出荷制限と摂取制限により、農業者は致命的な打撃をこうむっている。
 地震・津波被災地への救援も緒についたばかりだ。

 そんな最中に、補償の押しつけ合いを始めるとは、ヒドイ話だ。
 枝野官房長官が、「まずは東電が責任を持つ。十分に補償できない場合は国が担保する」とマトモなことを言うとすかさず、「原子力は国策で進めてきた。東電の負担が過大だと、民間会社としては大きなリスクを負う原子力の推進に協力できにくくなる(大手電力幹部)」ということを言った人がいる。

 「大きなリスク」ってなんなのか。
 誰にとっての「リスク」なのか。
 この人は、会社が損するか、得するかしか、考えていないのである。
 「この地震が起こってよかった」と発言した大阪人ではないが、公衆の面前で言えることではないだろう。

 また補償問題に関連して、渡辺喜美という人が、公益事業を担う会社が原因で多くの災難がもたらされた以上、国の関与を考える必要がある。東京電力の一時国有化も検討しなければならないと、言い始めた。

 東京電力と政府は既に一体である。
 資源エネルギー庁長官を2010年8月に退任した石田徹という人物が、2011年1月に東電の顧問に天下ったことは、大きなニュースだった。(それを追認したのは枝野氏だった。枝野さんは今、どう思っているのだろう)

 自民党は東電から多額の政治献金ももらってるから、大津波で冷却システムが動かなくなると言われようが放置させていたし、福島第一原発で最長で11年間にわたり点検していない機器があった(それが判明したのは2011年2月28日である)のに、民主党政権もまた見逃していたのだが、それも当然といえば当然だった。

 もうかってる時には高級官僚をどんどん天下りさせつつ、大株主の懐を暖めてやり、会社がピンチの時には税金で助けてやるというのは、バブル後の不良債権処理の時に使った方法だ。
 これでは、「撤退なんかしたら東電は潰れるぞ」と怒鳴った菅首相の方が、ずっとまともだ。

電気にまみれた暮らし

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 福島第一原発が所在する阿武隈北部(中通り北部)は、かつて何度か、低山歩きに通った地域である。

 手倉山戸神山十万山は浪江町、五十人山鎌倉岳は旧常葉町、弥宣の鉾五社山糠馬喰山大滝根山は川内村、国見山懸の森は原町市に属する(いくらか違ってるかも)。

 いずれも原生林こそないが、雑木やアカマツに覆われた、まとまりのよい低山で、落ち葉を踏んでの陽だまりハイクに格好の山々である。
 山懐には、小さな鉱泉宿が点在し、五右衛門風呂で温まってのんびり眠ることのできる、自分にとって、取っておきの低山スポットでもあった。

 多少は見知った地域で、放射能汚染により避難指示や屋内待機指示が出され、人々が逃れ出ていきつつある。
 中には、住民の相当数が町ぐるみ避難して、いずれは移住などと、恐ろしい話がマスコミでは流されている。
 人が住まなくなることは、地域が崩壊していくことである。

 これこそ、日本列島の崩壊である。
 農山漁村がすこしずつ崩れていきつつあるのは理解しているが、老若男女がまとまって地域から逃れていく風景は、衝撃的だ。
 これら低山の麓には、多数のため池が築かれ、田んぼが築かれていたはずだ。
 原発事故は、これらの地域に受け継がれてきた暮らしの知恵と文化を破壊してしまった。

 都会民が電気を使って快適に(人として退化して)暮らすために、これほどの犠牲があってよいものか。
 東京都知事は、この津波を天罰と言い、大阪府議会議長は、「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言した。
 これらの人々は、原発で作った電気にまみれて、人としての基本的な知恵も技術も想像力も退化させてしまったのだろう。

 計画停電が続き、学校では授業中ずっと電気が使えない。
 とりあえず4月いっぱいまでこの状態が続くという話もあるし、あと1年は続くという情報もある。
 いずれにしても、電気を大量に使う暮らしを続ける限り、どんなに危険でも、原発を作り続けるしかないのだろう。

 だとすれば、電気をなるべく使わない暮らしを築く以外に、列島文化の永続性など担保されないことに、気がついてもよさそうなものだ。

炭火焼パン

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自家製全粒粉+カメリヤスペシャル

上州地粉+カメリヤスペシャル


 今朝は、買った小麦粉でパン作り。
 粉が白いので、見栄えはいいが、自家挽き小麦粉の方が、香ばしい感じがする。
 写真を見比べてみても感じが異なる。

 玄関棚は、とりあえず、完成。

 町でガソリンを売っているという噂を耳にしたので、午後に、農作業を兼ねてガソリン買いに出た。
 自宅から一番近いガソリンスタンドまで12キロほど離れているので、買えるかどうかわからない状況で出かけたら、それこそガソリンの無駄遣いになってしまいかねない。

 行ってみると、2から3台待ち程度で1リットル150円、MAX3000円限定だったので、ちょうど20リットル買えた。
 これでしばらくの間、通勤の心配をしなくてすむ。

 小雨が降っていたが、引き続き、農作業。

 ジャガイモの植え付けと長ネギの種まき。
 今年の長ネギは一文字黒昇り。

 福島、茨城、栃木、群馬4県で、野菜類の出荷停止などの措置が取られた。

 枝野官房長官の会見は、各種の数字をきちんと出して説明しているところに、信頼感がある。
 自民党だったら、こうはいかないように思う。
 枝野氏のタフさにも、感服する。

 しかし彼の、言語明瞭な説明の中に、引っかかる点がいくつかある。

 ひとつは、なんども聞いた、「直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」という表現である。
 放射能障害は、「直ちに」あらわれるとは限らない。
 被曝直後には、何でもないように見えても、数年あるいは数十年後もたって現出するのが、放射能の恐ろしさである。
 「直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」という表現は間違っていないが、将来的な悪影響については、未だ未知数というほかないのが正確な話だと思う。

 もうひとつは、4県産野菜から検出された放射能を手にすることと、それを食べることとはかなり違うということを、はっきり説明していない点である。
 放射能を帯びた野菜を摂取すると、外部被曝の場合と異なり、体内でα線やβ線に被爆することになる。

 たとえば、このサイトは「外部被曝がアルファ線やベータ線は被曝に関与せず、ガンマ線だけに被爆するという条件に対しまして、内部被曝では、アルファ線、ベータ線が非常に大きな被曝を与えます。核分裂生成原子の場合、ベータ線が圧倒的多数でガンマ線が付随している状況で、ベータ線、アルファ線には被曝の局所性と継続性があるわけですから外部被曝に比べて極端に大きな被害形態であることを強調したい」と記述している。

 それでも、出荷停止には、してほしくない。列島の農業を守らなければならない。
 一昨日付の生活記に、「大人は、福島・茨城県産農産物を買うべきだ」と書いたのは、4県産農産物をなるべく大人が食べて、子どもにはそれ以外の産地のものを食べさせてほしい」という意味だった。
 人生の何たるかをいささかなりともかじった自分の世代と、これから人生を生きる子どもたちとでは、10年後、20年後の生きていることの価値が全く違うからである。
 でも、よく考えれば、あまり現実的ではないかもしれない。

福寿草

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福寿草1
福寿草2
福寿草3

 午前中、パン作り。
 昨年産の小麦を使い切った。
 できればもっとたくさんの小麦を作っておきたいものだ。

 玄関棚作りの続きは、材料の木材がなくなったので、中断。

 材料買いに行くついでに、荒川村の「憩いの広場」の福寿草を見に行き、農作業をこなしてきた。

 福寿草は、やや盛りを過ぎたとはいえ、大開花していて、とても見ごたえがあった。
 ここは多分、自生ではなく、植栽されたものだと思うが、往復30分ほどは山歩きをしなければならないので、訪れる人は多くない。
 今年はずいぶん、株数も増えた感じがした。

 材木買いにホームセンターに行ったら、照明を消して営業していた。
 立派なことだと思う。

 畑ではまず、ジャガイモの植えつけ。
 冬ニンジン跡地の耕耘。
 ペコロスの種まき。
 落ち葉堆肥枠の片付け。

 ここまでやったら、雨が降ってきた。
 それなりに放射能が出ているので、あまり濡れないに越したことはないのだが、いくらか濡れてしまった。

自然的基礎

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 午前中は、パン作り。
 午後、農作業用具整理棚兼靴棚作り。
 玄関が滅茶苦茶なので、多少なりとも整頓したいのだが、時間切れで完成には届かなかった。

 夕方前から畑に行って農作業。
 大量の水汲みと潅水。
 ジャガイモの植えつけ少々。

 福島と茨城の農産物から規制値以上の放射能が検出されてしまった。
 頭ではわかっていたことだが、大変なことになってしまった。
 大変なのは、基準を多少超える程度の放射能が検出されたことではない。

 このことによって、日本の消費者がまたパニックを起こし、福島・茨城の農家・酪農家が窮地に陥りかねないことが、大変なのである。
 福島・茨城の農業を救わなければならない。
 出荷の自粛など、必要ない。大人は、福島・茨城県産農産物を買うべきだ。

 今年の年頭に、日本列島で暮らすとはどういうことか、考えていた。
 要点はだいたい、以下のようなことである。

 ものの考え方の基本は、日本列島の自然的基礎の上に置かれねばならないと、思っています。

 列島の自然的基礎とは、日本海流・対馬海流の二つの暖流の存在と、太平洋・フィリピン海・ユーラシア・北アメリカの四つのプレートの存在、そして太平洋とシベリアから吹き出す二つの季節風です。

 自然的基礎を具体的に言えば、暖流の存在によって温暖・多雨である点、四つのプレートの境界線上に位置しているが故に隆起した、急傾斜で崩壊しやすく、火山の多い大地で暮らさねばならないということである。

 この大地で、大平原を有する国と競争可能な農業をめざすということ自体が、論理的に意味をなさない。
 列島の祖先は、この大地で暮らすのに最もふさわしい知恵や技術を、一万年もかけて磨き上げてきたのだ。
 それをきちんと受け継ぐことが、列島で暮らす上で、最も賢明な道なのである。

 今日もまた、ずいぶん強く揺れた。

種ジャガイモ

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 福島第一原発では、引き続き、決死の作業が続いている。
 asahi.comを始め、各紙が、東電社員・下請け会社の人々、自衛隊、警視庁、消防、アメリカ軍などの献身的な活動を伝えている。
 これらの事実を、心に刻みたい。

 事実かどうか、半信半疑なのだが、産経ニュースなどに、こんな記事が出ている。(抄録)

 3月11日 地震発生直後の菅首相の意向
 「まず、安全措置として10キロ圏内の住民らを避難させる。真水では足りないだろうから海水を使ってでも炉内を冷却させることだ」

 だが、東電側の反応は首相の思惑と異なっていた。
 10キロの避難指示という首相の想定に対しては「そこまでの心配は要らない」。海水の注入には「炉が使い物にならなくなる」と激しく抵抗したのだ。

 これと同様の話は、アメリカ政府高官の発言にもあったように思う。
 東京電力は、原子炉を廃炉にしてもまずは、崩壊熱の沈静化に全力をあげるのではなく、近い将来における運転再開の可能性を残すために、海水の注入に「激しく抵抗した」ということである。
 それが事実だとすれば、原子炉建屋の水素爆発などの事態は、東電のせいであり、それを菅首相が追認したということになる。

 結果的に、1から3号機で冷却水が減少して、炉心の一部溶融が始まり、水素爆発によって建屋が吹っ飛び、4号機の燃料プールでも使用済燃料が再発熱して火災が起きるなど、絶体絶命の事態を招いた。

 ところが東京電力は、「14日夜、同原発の職員全員を退去させる方針を政府に打診していたことが分かった。現地での作業継続は困難と判断したとみられ、自衛隊と米軍にその後の対応を委ねる構えだったという。」(毎日.jp)

 これだと、危険な作業は自衛隊とアメリカ軍に任せて、東電自身は撤退するとという話になる。
 それに対して菅首相が激怒したのは当然だが、「『東電のばか野郎が!』と怒鳴り散らし」たところで、責任の重大な一端は、菅氏自身にあるのは明らかだ。

 今夜もまた、少し揺れている(気がする)。

 近くのホームセンターでは、ジャガイモの種をまだまだ売っていた。

現況

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 避難所で亡くなる人が出始めている。
 一方、避難することもできず、取り残されたままの人が9200人というニュースを今朝聞いたのだが、そちらはどうなっているのだろう。NHKラジオの夕方の番組にいつも出ている自称ジャーナリストという人物(飲み屋でクダを巻いているような発言ばかりしている人)が、今日は「今の一番の問題は避難所だ」と言っていたが、それだと、救助を待つ人は二の次でいいということにならないか。

 福島第一原発では、決死の作業が続いているが、情況は、はかばかしくない。。

一方、毎日.jpは、「保安院は、福島第1原発に通常7人いる、安全を監督する立場の保安検査官が17日までに、福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした」と報道している。
 この人たちは、今まで何をしていたのか。保安検査官とは、何をする人なのか。国民には、とうてい理解しがたいことである。
 福島第一原発について、昨年6月に彼らが出した「保安活動は良好なものであった」というお墨付きがここ(PDF)にある。

 ろくに何も見ないでお墨付きを出すだけで、給料がもらえるのだろうか。
 やばくなれば住民より先に逃げても、給料がもらえるのだろうか。
 経済産業省とは、そんなにお気楽な役所なのだろうか。
 『官僚たちの夏』の世界は過去のものなのだろうか。

 現在起きている事態の原因は、地震の際に原子炉が停止しなかったことではない。原子炉が停止した後、炉心や燃料プールを冷やす冷却水が送れなくなったことによって発生した、崩壊熱による燃料の過熱が問題なのである。
 このことについては、津波の際の引き波や、瓦礫が取水口に詰まることによって取水できなくなることが、ちょうど1年前に共産党によって指摘されている。
 この記事は、「経済産業省原子力安全・保安院では今回、原発での津波への備えとして、各原発で野外作業を停止することなど確認したとしていますが、原子炉停止などは必要ないという見解です」などとも書いている。

 別の記事には、東京電力の社長は国民政治協会(自民党)に対し、30万円を献金しているとも書いてある。
 30万円もらったから津波対策をサボっていたわけでもあるまいが、不見識な話である。

 今日は、二度の計画停電があり、子どもたちは暗い教室での勉強を余儀なくされた。黒板の字が見えなかった子も、電車が動かないので学校に来ることができなかった子もいた。
 そんな中でも、子どもたちが被災者に向けた募金活動を始めた。
 なんて優しいんだろう。

 市内の大規模店舗はすべて閉店し、コンビニの駐車場は車であふれていた。
 相変わらず、なんでも買いだめる、大人のパニック情況はひどいものだ。
 どういうわけか、個人商店の種ジャガイモまで品薄になっている。
 通勤に必要なガソリンが少なくなってきたが、給油に行ってる隙がないから、どうにもできない。仕方がない。

 どういうわけか、震度3から4程度の地震がおさまらない。
 ついさっきも、かなり揺れた。

ガソリン

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 東電(東電以外の電力各社からの応援を含む)と自衛隊、そして今夜から動員される警視庁機動隊による、懸命の取り組みにもかかわらず、原発事故をめぐる事態は危機的状況に近づいている。

 枝野官房長官が頑張っているのは十分わかるのだが、放射能被害に関する「人体に直ちに影響はない」の繰り返しや、福島県内の放射線量を調査した文科省に対し「住民の健康被害についてはコメントするな」と述べたという報道を目にすると、この人の言っていることは本当なのか、という疑念が生じる。
 そんなことがないように、事実を隠さず述べてほしい。

 本日から、計画停電が本格化した。
 切れると言って切れなかったり、切れるときにイキナリ切れたりするので、多少まごつくが、文句の言える筋合いでない。
 今のところ、食料も燃料(はやや乏しいが)も十分あるだけで幸福なのである。
 周囲は、ガソリンの買いだめというか、給油に走っている。

 2000円分しか給油できないのだが、それも2時間待ちだという。
 その間ずっと、何百台もの車がアイドリングしているのだから、愚かな話だ。
 被災地へ救援物資を送るトラックの燃料が不足している(燃料なく運びようがない...避難所目前、物資の山)というのに。

 朝夕の農作業で、ジャガイモ(スタールビー)7キロの植えつけを終えた。

 『戦国時代の諏訪信仰』の読書ノートを追加。

綱渡り状況

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 被災者の救出・救護が遅々としてではあるが進展している。
 自治体・消防・自衛隊の皆さんの労苦に、頭が下がる。

 一方、暴走を始めた原発の情況は、東電・自衛隊の頑張りにもかかわらず、じわじわと悪化しつつある。
 とはいえ、政府の発表を聞く限り、致命的な状況に至ったというわけではないようだ。

 原子炉の現状について当事者である東電にも、正確なことはわからないようだ。
 たびたび爆発を起こし、一時的とはいえ、致命的な量の放射能が検出されている状況で、現状を間近で見ることができない以上、無理もない。
 とはいえ、当事者は東電なのだ。
 自衛隊員に負傷者が出てしまっている。東京電力にはベストを尽くしてほしい。(この記事など見れば、東電が頑張っていることはわかるのだが)

 放射性蒸気を放出しているのだから当然だが、埼玉県内でも既に、「通常の20から38倍」(ヨミウリ・オンライン)の放射能が検出されている。
 放射能が出ているからと言って、仕事で戸外に出ないわけにはいかないし、時期時期の農作業を怠るわけにもいかない。

 綱渡り状況が続いている。

 朝夕に農作業。
 ジャガイモ植え穴掘りと潅水。

 おそらくは人為的なガソリン不足で、街はちょっとしたパニックになりつつある。
 ガソリンスタンドに入ろうとする車による渋滞が起きていて、勤め人には、給油する時間的余裕がない。
 自転車はあるが、職場まで22キロもあるから、とても通えない。
 ガソリンがなくなったら、休みをとろう。

 地域の消防詰所に常備してある、消防車用の予備ガソリンが盗難にあったという話も聞いた。

祭礼

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ご神木

 午前いっぱい、鎮守の祭礼。
 春の祈年祭である。

 午後は、玄関物置用の材木刻み。といっても、杉板を切断しただけだから、たいしたことはしていない。

 その後、畑に行って、ジャガイモの植えつけ。
 本日は、ノーザンルビー4キロとインカのめざめ2キロ。
 帰宅後、種芋切り。

 在宅中はずっとラジオを聞いている。
 政府も頑張っているが、被災地への救援はなかなか進捗していない。

 一方、ソフト停止に失敗した原発の暴走は、危機的な綱渡り状態が続いている。
 福島第一原発3号機は、燃料にプルトニウムが混ざっているから、最悪の場合、東日本が壊滅する。
 現場は、決死の対応をしていると思うので、成功を祈りたい。
 作業員の方の安全も祈っている。

 当該企業の東京電力は、地震対策サイトで、「考えられる最大の地震も考慮して設計しています」と述べ、津波に関しても、「過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価し、重要施設の安全性を確認しています」と記している。

 ところが、日本共産党福島県議会議員団サイトには、2007年7月の日付で、「福島原発はチリ級津波が発生した際には機器冷却海水の取水が出来なくなることが、すでに明らかになっている。これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、この機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある。そのため私たちは、その対策を講じるように求めてきたが、東電はこれを拒否してきた。柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策をとるよう強く求める」(太字引用者)という申入れがのせられている。

 今起きているのは、そういう事態である。

秩父地方の地震

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 職場では、激しく長い横揺れが続いたが、大きな被害はなかった。
 秩父地方の震度は5強だったが、秩父市内は全面的に停電し、信号も点滅状態になっており、消防車のサイレンも聞こえた。
 市内のスーパーでは、商品が散乱した上、レジが稼動しないため、混乱しているという話だった。

 小鹿野町での揺れは少なかったらしく、ホームセンターやスーパーも、何ごともなかったかのように営業していた。
 少し離れると、地震の揺れもずいぶん違っているのである。

 youtubeに投稿されている東北地方の津波の映像は、恐るべきものだった。
 被災された方々にお見舞い申し上げます。

富士嶽山山行記

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弥勒仏塔

滑って歩きづらい

槍ヶ岳

独鈷山

 冬型なので、天気はよいのだが、寒気が強いと、ちぎれた雪雲から風花が飛んで来ることもある。
 そういう時にはだいたい、西のほうほど降雪量が多い。

 こういう降雪は風花という。
 風花が舞うのは、脊梁山脈より太平洋側だから、おそらく日本海側で、この言葉は使われないのではないかと思う。
 書いてあったのは『この国のすがたと歴史』だったと思ったが、英語圏では蝶のことを概ね「butterfly」としか呼ばないらしい。
 日本列島の住民なら、「蝶が飛ぶ」というより、「アゲハが飛ぶ」とか「オオムラサキが飛ぶ」と言うだろう。

 認識を表象化したものがコトバである。
 コトバが貧困だということは、認識が貧困だということである。
 認識が貧困だというのは、人間が低レベルだということではない。
 複雑な認識を必要としないほど、現実が複雑でないということなのである。

 この列島は、極めて複雑で、多様な生物相をもっている。
 それが日本列島なのである。
 そのことが理解できないのでは、日本列島について何もわかっていないと同じだ。

 「風花」と「雪」を、欧米人なら「snow」としか表現できないだろう。
 欧米人が自然に関し、日本列島の民より無知なのは、理由のあることである。
 この列島で暮らすには、その土地その土地の土壌・気温・日照・風向きと風の質などに最も適したやり方を、数千年にわたって試行錯誤してこなければならなかった。

 秩父という山間の一地方であっても、自宅周辺と車で10分ほどのところにある畑とでは、種まき時期を数日、ずらさなければ失敗する。
 東西に伸びる谷なら、日照時間が確保できるが、南北に長い谷では日照時間が極端に少なくなる。
 東西方向の谷であれば、ナスを作ることもできるが、南北に長い谷ではナスを作ってもうまくいかないから、インゲンを作ったほうがよい。
 この列島に、どこでも同じように通用するマニュアルなど、存在しない。

 単純な生物相・単調な環境のもとでなら、手をかけず、機械や薬剤の力に頼って農作物を作ることができるのだろう。
 手をかけないことが、どうして「強い農業」であるのか。
 ただ単に、安上がりなだけじゃないというなら、説明してほしい。

 環太平洋パートナーシップ協定に参加するというのは、職人仕事に近い列島の農業をバカでもやれる欧米並みの農業にレベルダウンさせようという話である。
 どうして、数千年かけて築いてきた知識をかなぐり捨てて、バカにならねばならないのか、理解できない。

 富士嶽山山行記を追加。

淡雪

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淡雪

 コナラの丸太をいただける話があったので、仕事を休んで丸太の調達。
 かなり太いので、玉切りながら軽トラックに積み込み、つごう3回運んだ。
 いくらか傷んでいるので、ダメなところは薪にして、きれいなところはナメコを打つ。

 昨日の雪は、朝のうち残っていたが、お昼ごろには溶けてしまった。
 いちおう冬型なので、朝は氷点下になっているが、午後にはヤマアカガエルがにぎやかに鳴いていた。
 午後になって気温が上がると、花粉が飛び始めるのが、それとわかるほどだった。

 日没前に畑に行って、トンネルに潅水。

大姥坐像

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大姥石像

 朝と夜は雪だった(現在も降雪中)が、昼間は雨だったので、あまり積もっていない。

 時間ができたので、この生活記のプログラム(Movable Type)のバージョンアップを試みたが、どうしても進まないので、とりあえず断念。

 写真は、富士嶽山麓の展望台に祀られている石造大姥坐像。
 石像であるにもかかわらず、寛正7(1466)年の銘があるという。
 1466年といえば、村上義清の時代よりさらに数世代前となり、その時代の記録はほとんど存在しないようだ。

 どういう意味のある石像なのか、表情がリアルなだけにとても気になる。
 登山道に入ってすぐにある、富士嶽神社奥社の祠の中にも似た感じの坐像(しかもこれは仏像のようにみえるのだが)があった。

上田盆地

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穀倉地帯

 午前中、パン作りと薪作り。
 午後は、ブドウ棚の柱立て。

 朝はまだ、氷点下の毎日だが、昼間になると春らしく暖かい。
 こうなると、スギ花粉が大飛散して、苦しい。

 明日はほぼ終日、雪予報だから、多少はましになることを願う。

 写真は、富士嶽山から見た上田盆地。
 戦国時代には、要所に山城が築かれ、激しい合戦がたびたび行われた。
 広大な水田地帯は、その時代と大きく変わってないのだろう。

 中景に虚空蔵山の尾根、遠景には葛尾城の尾根が見えている。

富士嶽山

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鹿島槍

 移動性高気圧が列島を覆うという予報がズバリ当たって、好天の一日だった。

 ここ数日、ジャガイモ植え付けのため畑を耕していたのだが、ある程度目鼻が立ったので、上田の富士嶽山を歩いてきた。
 ここは、山名がとても立派なので、数年前から山行予定リストにあった。

 積雪のある北面でなく、南面から登ろうとしたが、登山口がわからなかったので、結局、ノーマルに北面から登った。
 伐開されて好展望の山頂だが、潅木が育って、南側は今ひとつだった。
 とはいえ、西・北・東の展望は絶佳で、北アルプスから頸城山塊、浅間連山あたりが一望できた。

 槍ヶ岳も見えていたが、北アルプスでもっともわかりやすいのは、鹿島槍だ。
 手前は聖山あたりだろう。

 丸子町のコメリで、種ジャガイモを購入。

臼入山山行記

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奥沢神社里宮

臼入山から二本木峠

コウヤボウキ(大きな写真)

北向不動の三十六童子の一つ(セイタカ童子)

北向不動前の線刻不動(大きな写真)

北向不動前の木の樋

 また少し、休みをもらって畑の耕耘。
 冬型になっているので、北西風が強かった。
 ともかく、土づくりは順調だ。

 ジャガイモの植え付けは、順調に行って今月半ばかお彼岸明けだが、その頃から、各種種まきや苗の植えつけが忙しくなる。

 臼入山山行記を追加。

2023年8月

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