2006年8月アーカイブ

ハナガサタケあれこれ

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 昨日の富士山には、ハナガサタケがたくさん出ていた。

 晩夏から初秋の針葉樹林を歩けば普通に見られるきのこだが、この日は幼菌が多かったこともあり、形状の可愛らしさに目を奪われた。

 いつか、見たままを撮影してみたいと思いながら、ろくな写真が撮れずにいるきのこが3種類ある。
 ヒメベニテングタケ、アカチシオタケ、それからハナガサタケの幼菌である。
 この中ではハナガサタケがもっとも易しそうな気がするが、どんなものだろうか。

 ところで、ハナガサタケは毒きのこなのか、それとも食べられるきのこなのか。

 わたしの持っている図鑑類でハナガサタケを有毒としているのは、『新版北海道きのこ図鑑』(亜璃西社))である。
 食菌としているのは『きのこ図鑑』(保育社)、『九州で見られるきのこ なば』(環境調査研究所)、『雪国のきのこ』(熊谷印刷)、『宮城県のきのこ』(宝文堂)、『北海道のキノコ』(北海道新聞社)、『秋田きのこ図鑑』(無明舎出版)である。
 このうち、『雪国のきのこ』は、明らかに全く別のきのこをハナガサタケと同定している。

 このサイトでは、従来からハナガサタケを食菌扱いしてきた。
 それは、『新版北海道きのこ図鑑』の記述を見落としていたせいで、わたしはハナガサタケは食菌だと思いこんでいた。

 昨日は、富士山にたくさん出ていたハナガサタケの一部を持ち帰り、味見をしてみた。
 料理はこちら

 ちっとも自慢ではないが、わたしは、食菌だとされているヌメリイグチ、チチアワタケ、ウスムラサキホウキタケなどを食べるとたいてい中毒してしまう(ひどい下痢になる)ほど、きのこに弱い胃腸の持ち主である。

 あくまでも結果論に過ぎないが、ハナガサタケを食べても、何の異常も起きなかった。
 ことによると近縁種に毒きのこがあるのかもしれないが、針葉樹の倒木に発生する一般的なハナガサタケであれば、食しても問題ないようである。

 特に美味というわけでもないので、本サイト読者に、あえて試食を勧めるつもりなどさらさらない。
 まして、倒木を覆う苔の中から出たハナガサタケにとって、人間に自分が有毒かどうかなど、どうでもいいことだ。

富士山

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フジアザミ
ハナイカリ
ハナガサタケ
ドクツルタケ

 北面2から3合目あたりを歩いた。

 記録したきのこは、ハナガサタケ、タマゴタケ、ドクツルタケ、ショウゲンジ、カノシタ、ウラムラサキ、オオキヌハダトマヤタケ、モリノカレバタケ、ワタカラカサタケ、ニオイコベニタケ、ヘラタケ、アキヤマタケ、ホウキタケ、ドクヤマドリ、キサマツモドキ。
 ベニタケ科のわからないきのこはたくさん出ていた。

 ウィークデーにもかかわらず、人出はかなり多い。

 このところずっと気になっているのだが、富士山の山腹には、真新しいペットボトルや空き缶がたくさん落ちている。
 登山の世界ではもはやあり得ない光景だし、渓流でも最近はゴミを捨てる人が少なくなった。

 ところが富士山だけは別。
 きのこ狩りの人々によって、毎日大量のゴミが山腹に持ち込まれている。

 ショウゲンジがそれなりに出ていたので、宝探しは愉しかった。

『スローライフ』

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 読書ノートに『スローライフ』『戦争のほんとうの恐さを知る財界人の直言』を追加。

 いずれも好著だが、『スローライフ』には触発される点多し。

ワタの花

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 タマネギ2種類と大根の種まき。

 ラッキョウの植えつけ。

 タマネギを8月末に蒔いたのは初めて。
 ちょっと早すぎるかも。
 しかし、サービス残業やらなくていい今月中に手間のかかる農作業を終わりにしないと、後になって後手後手に回るから、思いきってやってみた次第。

 ずいぶん秋らしくなってきて、明け方はもう寒い。

 ワタの花が盛んに咲いているのだけれど、実が少ない。
 ワタノメイガも発生しだした。
 梅雨明けが遅かったのが響いているのかもしれない。

 読書ノートに『岩波新書の歴史』を追加。

ベニシジミ

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 午前は秩父事件研究会。
 午後はずっと農作業。

 秋野菜予定地の耕耘。除草。
 大根の間引きと追肥。
 アスパラ菜の播種。

 6時半で夕暮れ。
 日がめっきり短くなりました。

 写真はヒメジオンで吸蜜するベニシジミ。

イブキフウロ

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 秩父事件の研究会に出る予定だったが、知人宅で不幸があり、葬儀に出ることに。

 夕方、畑の大除草。
 大根とカブに網掛け。

 琵琶湖周辺の山に「花繚乱の伊吹山」を追加。山の花讃歌に夏の伊吹山を追加。

 写真は伊吹山で見たイブキフウロ。

快晴の三ノ沢岳

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 夕方、田んぼの畔草刈りと防鳥糸張り。

 稲はおおむね順調に成育中でいよいよ出穂した。
 いもち病の稲は成長が遅く、まだ穂は出ないが、うまくすれば遅くなってから出穂するかも。
 これで稲刈りまで、田んぼの作業はない予定。

 山の花讃歌に快晴の三ノ沢岳を追加。
 写真はそのうちの一つ、チングルマ。

引作の大クス

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 「熊楠と巨木と熊野」をテーマにお出かけをしてきた。

 熊野の山は、ちょっと眺めただけなので、不完全燃焼。

 熊楠記念館は、ハコモノとしては小さなものだったが、見ごたえがあった。
 展示物の中で最も強烈な印象をもったのは、熊楠の厖大な抜き書きの一部。
 彼と同じく大英博物館でノートをとったマルクスを想起させられた。

 熊楠の巨木は、高原熊野神社の大クス、野中の一方杉、引作の大クスの3ヶ所を見てきた。
 いずれも開いた口がふさがらないほどの巨木だった。

 写真は引作の大クス。
 いかがだろうか。

カラスアゲハ

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 午後本読み。

 昼休みに荒川水系渓流保存会の飼育池に出かける。
 武甲山登山道で、2頭のカラスアゲハが並んで吸水していました。

 この2頭は逃げるときにもいっしょに飛び、また戻ってきては並んで水を吸うのでしたが、しばらく離れたところには、やけに警戒深い単独のカラスアゲハがいるのでした。

 読書ノートに河野寿夫『山登りって何だろう』を追加。

三ノ沢岳山行記

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 二度の山行で日に焼けた二の腕が火傷状態になって痛いので、農作業はパス。
 午前中読書して午後出勤。

 信州の山日記に「三ノ沢岳」を追加。

 読書ノートに宇江敏勝『炭焼日記』斎藤貴男『教育改革と新自由主義』甲斐崎圭『山人たちの賦』河野寿夫『回想の秩父多摩』を追加。

三ノ沢岳

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 本日はお休みをいただいて、山歩き。
 中央アルプス・三ノ沢岳に行ってきました。

 ロープウェーを使ったので、三ノ沢岳に着いたのは朝の9時。
 時間があまったので、宝剣岳から木曽駒ヶ岳をぐるっと回ってきました。

 先日の北アルプスでは花や蝶をじっくり観察する余裕がありませんでしたが、本日は単独行のため、思いきりたくさんシャッターを押してきました。

 木曽駒ヶ岳は登山者というより、観光客の世界。
 どうもわたしの行くところではなかったような感じ。
 それに引き替え、三ノ沢岳は花が多く、比較的静かでいい山でした。

 写真は、三ノ沢岳から望遠で引っぱった宝剣岳。
 危険はないものの、スリルのある鎖場が続くピークです。

キアゲハ幼虫

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 終日読書。

 夕方、畑の除草、キャベツ植え替え。

 昨夜、畑のある町では降水を見なかった模様。
 今夜も雨が降りそうにないので、灌水。

 ニンジンとアシタバにキアゲハが発生。
 キアゲハは好きな蝶なので、そのまま育てたい気もするが、仏心は禁物。
 全部排除しました。

イヒヒヒヒー

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 午前中、荒川水系渓流保存会の飼育池で作業。
 午後は畑で農作業。

 草原と化した畑の除草、うね立て、大根と尾張大カブの種まき。
 今日の最高気温は公称32.5度ですが、実際には35度を超えていたと思われます。
 数時間も畑にいると、脱水症状になってしまう。

 夕方少しお湿りがあって、大根とカブにはよかったが、これでまた雑草が元気づく。

 種まきを終えたら、草むらの中でエンマコオロギが「コロコロリー」と鳴いた。
 エンマコオロギの鳴き声は「コロコロリー」ということになっているのだけれど、わたしには「イヒヒヒヒー」と聞こえます。
 これから先、カブも大根も白菜も、コオロギとの戦いです。

 北アルプスの山日記に「燕岳から蝶ヶ岳」を追加。

フェンプロパトリン

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登山道を歩くライチョウ
トウヤクリンドウ
大キレットに沈む夕陽
夕暮れの迫る常念岳
蝶ヶ岳のご来光
早朝の槍ヶ岳(蝶ヶ岳より)

 午前中、取引先と商談。(ただしボランティア仕事扱い)
 午後、秩父事件研究顕彰協議会の集まり。

 夕方畑へ行くと、先日草むしりを完了したと思ったのに、草原状態。
 雨模様だったため、草むしりはできず。

 寒気の影響で夕立が降ったおかげで、やや過ごしやすい夜になりました。

 写真は、北アルプス山行の続き。
 トウヤクリンドウが咲き始め、山は早くも初秋の装い。

 きのこつれづれ記に「フェンプロパトリン」を追加。

夏山

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コマクサ咲く燕岳から望む槍ヶ岳
大天井岳幕営地のイワツメクサ
咲き残りのミヤマキンバイ
燕岳のチシマギキョウ
大天井岳から見た朝の槍ヶ岳
雲の湧く稜線

 今週はずっと山行。
 若い人々と北アルプス・燕岳から蝶ヶ岳を歩いてきました。

 幸い天気に恵まれ、夏山ムードあふれる稜線歩きができました。
 写真はその一部。

いもち病!

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 午前中はボランティア出勤。

 午後田んぼの畦の草刈り。
 今年の稲は昨年より元気だと思っていたのに、一部にいもち病が出ているのを発見。
 写真の手前の部分がそうです。

 病気が出ているのは隣の廃田から水がしみ出してくる場所で、全体的に水温の低いところです。
 ここ数日は猛暑ですが、7月末まで梅雨が明けなかったために、日照や水温が不足したのだと思います。

 どうすればいいのかな。
 その後畑の回りも草刈り。

 本日もひどく暑い日で、猫はバケ猫ならぬバテ猫状態。
 明日から北アルプスに出かけますので、しばらくの間、ホームページと生活記の更新を休みます。

フタスジチョウ

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 午後から、第7回荒川流域上下流交流シンポジウムに参加。

 こちらでは、行政側の人々を交えて荒川水域に関し、重要な問題について密度の濃い議論がなされていました。

 わたしは10分程度の問題提起をしたに過ぎませんが、他の人々の発言を聞いていてたいへん勉強になりました。
 できれば今後も継続的に参加したいものですが、あれもこれもと手を出すと、チト身体が持ちそうにありません。

 今日も酷暑の一日。
 猫もグロッキーのようで、夜になってようやく、食欲が出てきたみたいです。

 写真は先日、奥日光の至るところで乱舞していたフタスジチョウ。

夏ばて状態

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 昨日の最高気温が35.1度。本日は37度と、この二日間、かなり凶悪な暑さを呈しています。
 涼しい期間が長かったので、情けないことに夏ばて状態。
 でもよく梅が乾いた。

 本日は、明日行われる第7回荒川流域上下流交流シンポジウムの報告準備をして過ごしました。

 発言時間が短いので、パワーポイントを使って秩父在来イワナ保護にむけた課題について、問題提起をしてきたいと思っています。

イケマとアサギマダラ

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 昨日は終日、秩父事件の史跡めぐりでバスガイド。

 多くは遠方からのお客さんでしたが、あまり暑くなくて助かりました。

 先日の釣行記をアップ。定例更新。

 写真は、奥日光で見たアサギマダラ。
 食草であるイケマで吸蜜していました。

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