2003年9月アーカイブ

栗拾い

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山栗 昨夜、少しばかり雨が降りました。
 好天が続くと、少し離れたところにある用水路まで、水を汲みに行かなくてはならないので、適度の雨はとてもありがたいのです。
 腰の痛い今は、なおさらです。

 腰はまだよくないのですが、消炎・鎮痛薬の服用によって、傾斜のないところをそろそろ歩く程度なら大丈夫なまでに回復しました。
 あしたはどうにか、職場に復帰できそうです。

 Uさんが、長尾根丘陵にコウモリタケが出ていたと教えてくれたので、案内してもらいました。
 コウモリタケの写真が撮れたのはよかったのですが、その他のきのこはほとんど出ていませんでした。

 この夏のきのこのにぎわいからすると、まるでウソのように閑散としていました。
 それで、きのこはあきらめて、山栗拾いをしてきました。

 帰りに畑に寄って、白菜に追肥。
 コオロギに食われなかったので、どうにかうまくいきそうです。

 昨日収穫してきたコールラビは、スープにしてみました。
 根っこ近くが固いので、皮をむいて角切りにしました。
 やわらかくて甘くて濃厚な味のするキャベツの芯という感じの食感でした。
 とてもおいしい。

 松下竜一『ありふれた老い』読了。

感謝のピーマン

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ゆでピーマン 家人が体調を崩したため、本日も医者通い。

 ほどよい天気で、いかにもお出かけ日和でしたが、自分が歩けないんですから、じっとしているしかありません。
 軽く山を歩いて、きのこもほどほどに採れて、温泉で疲れをとって帰るなんていうのが、何よりなんですが、致し方なし。

 食べるものがなくなってきたので、病院の帰りに畑に寄りました。
 先日の雨で伸びた雑草にも手が出せず、ぴょんぴょん跳ねるコオロギにも、にらみつけるだけ。

 9月に入ってからの残暑で、ピーマンがたいへん元気になってきました。
 種から育てた「京みどり」という小型ピーマンですが、たいへんよく生(な)ってくれます。
 自分でいうのもなんですが、とりたてのピーマンをさっとゆでて食べると、とてもおいしい。

 オクラやモロヘイヤがそろそろ終わりになりました。
 ピーマンも来月前半くらいまでがピークでしょう。
 毎日20から30個のピーマンを食っていると、「ピーマンなんか」と思ってしまいますが、大切に食べたいと思います。

 椎名誠『海ちゃん、おはよう』、松下竜一『底ぬけビンボー暮らし』読了。

惜別のミョウガ

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ミョウガの和え物 腰痛が進行して、本日はもはや、歩行困難な状態になってしまったため、仕事は途中で早退して、整形外科に行きました。
 いただいた診断は、腰椎椎間板症。

 わたしとしては、仕事と真ノ沢のまとめのために、ちょっと根を詰めすぎたかなという感じです。
 この場合の根詰めというのは、普通の人ならなんでもないことなのですが、ものぐさなわたしにとっては、がんばりすぎという意味です。
 もっとも、夏以来、日が暮れるまで畑で働いたりしてきたので、そんな働きすぎも、よくなかったのかもしれません。

 だいたい、9月に入ってから、遊ばなすぎでした。
 適度に野遊びをしながら、疲れとストレスをほぐすというのが、わたしのやり方なのです。
 今日は、せっかくの授業を自習にしてしまい、生徒たちに迷惑をかけてしまいました。申しわけありませんでした。

 写真は、ミョウガの和え物。
 この夏は、涼しく雨が多いという不順な陽気が続きました。
 作物によっては不作となったものもあります。

 そういう中で、ミョウガだけはずっと好調でした。
 今年ほど大量のミョウガを食った年はありませんでした。

 そのミョウガもそろそろ、おしまい。
 惜別のミョウガでした。

腰痛

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 やれやれ。
 肩が完治していないのに、今度は、腰の激痛に見まわれてしまいました。
 10年ほど前からヘルニア君とつきあっているのですが、これは、ふだんは何ともなくて、根つめ仕事をすると出る程度に回復していたのです。

 少しずつ出てくれれば、もう少し自重していたのに、一気に来たもので、たいへん弱っています。
 とほほ。

本当の豆腐

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本当の豆腐 豆腐というのは、食感といい、味といい、栄養といい、芸術的とさえ言える食べ物だと思います。

 うちでは、近所のおばさんが作って売りに来る豆腐を食べています。
 おばさんはたぶん、豆腐屋の看板を出しているわけではないので、この豆腐を買いに行くことはできません。

 毎日必ず売りに来てくれるとは限らないので、来てくれればその日はとても運がよいと思わなければなりません。
 こちらが留守をしていても、この豆腐は買えないのです。

 この豆腐の特徴は、まず、とても固いこと。
 落語なんかで、「豆腐の角(かど)に頭をぶつけてくたばりやがれ!」などといいますが、そんなに固くはないものの、歯ごたえがじつにもっちりしているのです。

 そして何よりも、この豆腐には、濃厚な大豆の味があります。
 豆腐のおいしさは、甘く香ばしい大豆の味だと思います。

 スーパーで豆腐を買うようになってから、水で薄めたような味のない豆腐を食べ慣れていましたので、この豆腐には驚きました。
 本当の豆腐の味を忘れたまま、命が尽きてしまったら、人生をえらく損したことだろう、とさえ思います。

 松下竜一氏の『豆腐屋の四季』には、

 同業ひとり過労に死せり零細の豆腐屋われら淘汰されゆく

という歌があります。

 山里では、スーパーに買い物に行くのもなかなかたいへんなので、みんながおばさんの豆腐を待っています。
 いくら自動車とはいえ、急な坂道を登ってきてもらうのは申し訳ないけれど、居ながらにしてこんなおいしい豆腐が手に入るなんて、山里暮らしも、意外と便利なんだなと思い直しました。

デジタルコンテンツ

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 昨夜も、ずいぶん遅くまで真ノ沢研究をがんばりました。
 受験生などに聞かれたら笑われるでしょうが、わたしは0時過ぎまで起きていることなど、めったにないのですが、昨夜はひどく根を詰めたのです。

 おかげで、真ノ沢の森林植生を、どうにか形にすることができました。
 こちらは、瀬音の森の秋のイベントでレポートする予定。
 関心のある方は、ぜひご参加いただきますよう。

 デジタルコンテンツの作成法をよくご存じの方もいらっしゃると思いますので、わたしのやり方をかんたんに紹介してみます。

 まずは、素材を用意します。
 素材はまず、ソニーのデジタルビデオカメラ(DCR-IP7)で撮影した動画百数十点。
 この撮影に6日かかりました。

 IP7は、通常のデジタルビデオとはちがって、MPEG2の一種である.mmvというフォーマットで動画を記録します。
 音声は、わたしが原稿を棒読みするだけですが、こちらはソニックブルーのMP3レコーダ(Rio-DR30)を使いました。
 あとは、動画と音声を編集してソフトで合成するだけですが、この単純な作業がかなりしんどいのです。

 それから、わたしのパソコンのパワー(Celeron850MHz RAM250MB)では、作業にひどく時間がかかります。
 これもやむなし。

 技術的にも内容的にも不十分なものですが、真ノ沢を視覚的に表現したものがなかったので、とりあえずは、完成してよかったと思っています。

真ノ沢研究

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コールラビ 台風は、日本列島を直撃しましたが、みなさんのところはいかがでしょうか。
 これから雨風が強まりそうなところでは、ご注意下さい。

 昨日は、雨のため、瀬音の森の作業が中止になってしまったので、荒川水系渓流保存会の飼育池の世話をしにいきました。

 夕方以降は、瀬音の森の秋のイベント(10月11日から12日 東大演習林勉強会きのこ教室)でのレポート準備。
 今回は、荒川源流・真ノ沢の森林植生について、映像を交えて報告する予定。

 ビデオ映像はあるんですが、パソコンを使ってそれにナレーションを入れ、編集するという根つめ仕事をしているので、神経が疲れます。

 本日は、朝から秩父事件の史跡めぐりの案内。
 大型バスに乗って、バスガイドをしました。

 史跡めぐりが終わったころ、少し小やみになったような気がしたので、畑に行って、シュンギクや津田カブの種まきをしてしまいました。
 実際には雨はやみませんでしたので、かなり濡れてしまいました。
 その後、雨あしが強まりましたので、苦労して播いた種ですが、流されてしまったでしょう。

 夕方以降はまたまた、真ノ沢研究。

 写真は、コールラビのサラダ。
 要はキャベツの芯のやわらかいやつですが、かすかに甘みがあって、おいしい。
 でも、あまり太くなる前に収穫した方がいいようです。

金曜日の夜

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トマト いつものことながら、一週間が終わると、ほっとします。
 エルトン=ジョンに「土曜の夜はぼくの生きがい」という曲がありました。
 それがヒットして数年後に、「サタデー=ナイト=フィーバー」というのもあったように記憶しますが、ビー=ジーズがノリのよい軽い歌を歌っていたころのわたしは苦学生で、音楽を聴いてる余裕はありませんでした。

 ともかくかつては、土曜の夜が、勤め人にとって唯一、くつろげる時間であったわけです。
 そういう時代を勤め暮らしているうちに、金曜の夜にほっとできるようになったのですから、ありがたいことです。

 今日は1時間のお休みをいただいて、畑仕事をがんばりました。
 3日間放っておいたので、だめになってるかと思いきや、大根の芽が出ていたので、たいへんうれしかった。
 そこで、今日も大根とニンジンの種をまきました。

 写真はトマト。
 ミニトマトというより、中型トマトなので、なかなか食べでがあります。
 味はいかにも今風で、酸味がなくとても甘い。
 たった2株しか買わなかったのに、初夏から今に至るまでずっと、いただいています。

 感謝。

ときめく日

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 火曜日から出張で、3日ぶりに帰宅しました。
 この間ずっと、暑い日ばかりでした。
 秋はいったい、どうなっているのでしょう。

 最近、山田太一の、主として恋愛小説を読んでいました。
 『異人たちとの夏』
 『見なれた町に風が吹く』
 『飛ぶ夢をしばらく見ない』
 『君を見上げて』
 『丘の上の向日葵』

 ルーティンワークにうずもれていると、いつの間にか自分をすり減らしているのがわかります。
 そういうときには少し立ち止まって、深呼吸をしなければ。

 ときめく心を感じない日があってもいいけれど、たしかに自分はここにいるなという手応えを感じながら、生きていたいと思います。

 風邪はまたもや、潜行してしまったようです。

風邪ぶり返し

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コールラビ 本日午前中は、秩父事件関係史跡の写真撮り。

 その足で畑に行って、大根などの種をまきましたが、相変わらず残暑きびしい日でしたので、ばててしまいました。
 これでは、芽が出るかどうか、心配なところ。

 午後また、風邪が悪化したので、結局休んでしまいました。
 風邪利用で、山田太一『ふぞろいの林檎たち2』読了。

 写真は、コールラビ。
 7月初旬に種をまいて、調子のよいのはそろそろ収穫できそうです。

雑穀はむずかしい

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今日の空 本日、午前中は、薪作り。
 チェーンソーのガソリンがなくなって、動かなくなるまで、木を切りました。

 午後は、近所で野菜畑を始められた瀬音の森会長のkurooさんと畑談義をしてから、自分の畑仕事。
 アマランサスとキビを片づけて、跡地をうないました。

 アマランサスの方は、なんとかなりそうな感じですが、キビは、スズメに食われてほとんど実が入っていない感じ。
 キビを刈り取りながら、雑穀類に手を出すには、自分はまだ10年早いと、しみじみ思いました。

 キビだけでなく、エゴマも収穫後の処理にかなり苦労して、家人に迷惑を掛けてしまいました。
 予想される鳥獣害や虫害対策にある程度のめどを立てるとともに、収穫後の処理にも見通しを立ててから栽培に取り組まなくてはいけないと思いました。

 来年は、豆類の栽培にもっと力を入れようと思います。

 昨日に引き続き、今日も真夏以上の暑い日でした。
 この暑さは、今週いっぱい続きそうです。
 でも、空の色と雲は、完全に秋の風情なのでした。

タマネギ播種

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クツワムシ やっと一週間が終わりました。
 今日は1時間のお休みをいただいて、畑仕事。

 まずは、あずきなどの収穫あとの耕耘。
 いつかも書きましたが、機械だけでは耕せないので、堆肥・肥料・石灰を散布した上でマンノウで耕起し、そのあと機械で土をかきまぜます。
 昨日雨が降ったので、今日は何が何でもこの作業をやらなければならなかったのです。

 あずきのあとには遅まきの大根をまいてみる予定。

 あとは、タマネギとニンジンの種まき。
 タマネギはドンピシャのタイミングだと思いますが、ニンジンはやや遅いかも。

 写真は職場の庭にいたクツワムシ。

尾瀬の花

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 本日は、ばっちり仕事を致しました。
 自分ではメインの仕事ではないと思っているのですが、けっこう根を詰めて、こんな感じで、尾瀬の花をまとめてみました。

 植物を学ぶ高校生のみなさんの、勉強の役に立てばいいなと思っています。

 風邪はうまく経過したのかな。
 どうもごまかしてしまったような気がします。

風邪ひき

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 本日は普通どおりに出勤したのですが、朝8時過ぎに、突如として風邪を発症いたしました。
 約1分ごとに鼻をかまなければならないので、授業をするのがとてもたいへんでした。
 1時間ごと、教卓の上にティッシュの山ができました。
 とてもだめなので、授業が終わってからお休みをいただいて、家に帰り、薬を飲んで寝ていましたら、少しよくなったので、畑に行きたくなりましたが、そのために悪化したらバカみたいなので、ずっと静養していました。

 風邪をひくのは金曜日の夜と決まっていたのに、なぜ月曜日の朝にひいたのか、寝ながらつらつら考えました。
 これはどうも、夏休みがあったために、身体のバイオリズムが、通常とは変わっていたのではないかと思われます。

 しかし、『風邪の効用』を読んだおかげで、「早く治さなくちゃ!」などと思わなくなったので、とてもよかった。
 風邪は治すのではなく、「経過させる」んだそうです。
 でも、ゆっくり風邪を経過させてる時間が、勤め人には、ないんですよね。
 やっぱり早く治ってほしいです。

日向山

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ビランジ 9月に入ってから5日間働いたので、少し頭を休めなければなりません。
 それで、今日はまたまた南アルプス前衛・日向山(ガンガワラ)を歩いてきました。

 高い山ではありませんが、白くザレた花崗岩、天然カラマツの巨木、咲き乱れるビランジなど、見どころは十分ありました。

 下山後は大急ぎで秩父に帰り、昨日植えつけた白菜がコオロギに食べられていないか、見に行きました。
 網をしっかりかけておいたので、食害されていなかったし、今日ぐずついた空模様だったのも幸いして、しおれているのもありませんでした。
 やれやれひと安心。

 霧雨もようでしたので、しゃくし菜の苗も植えつけてきました。
 遊んで働いたので、いい一日でした。

 写真は、今日見てきた日向山のビランジです。

初秋

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 本日、午前中は薪作り。
 いくら目立てをしても切れの悪かったチェーンソーのソーチェーンを交換したら、ずいぶんよく切れるようになりました。

 朝の気温は17度くらいでしたから、ずいぶん寒いと思いましたが、お昼前後には残暑のきびしい一日になり、身体中汗だらけになって木を切りました。

 汗を流すと、一週間の疲れが出て、しばし昼寝。
 夕方には、畑に行って、白菜の植えつけと、小豆の収穫。
 最近は、6時半には真っ暗になってしまうのです。

ウシアブと暮らす

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 山の中に住んでいると、いろんな虫が庭を訪れたり、家の中に入ってきたりします。
 暑くなると、大量に発生して、開け放した家の中をわが物顔に飛び回るのが、ウシアブ。
 ブンブンという大きな羽音を立てるので、都会の人は、ハチだと思うでしょう。

 ハチは基本的に専守防衛なので、むこうから襲ってくることはないのですが、ウシアブはさりげなく身体にとまって、吸血します。
 これに咬まれると、しばらくの間むずがゆいので、閉口します。

 したがって、ウシアブを見つけたら即、叩きます。
 うちのゴミ箱の中は、ウシアブの死骸だらけなのです。

あずき

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あずき 相変わらず涼しい日が続きます。
 本日の最高気温は、秩父で24度強。
 小鹿野町ではもう少し低くなります。

 数日ぶりに今夜は、ストーブに火を入れました。

 あずきができ始めました。
 今年作ったのは、小粒の夏あずき。

 あずきは、大豆とちがって、いっせいに熟すわけではなく、ひと莢(さや)ごとに熟していくので、根元から刈り取るのではなく、いちいち莢を摘んでやらなくてはならないのです。

 ここにのってるのは、丹波大納言で、晩生の大粒・美味なあずきで、今ごろようやく花が盛りになるやつです。
 丹波大納言は、7月に種をまき、10月下旬くらいに収穫しますが、夏あずきは、5月に種をまいて、9月くらいに収穫できます。

 夏あずきは大納言と比べて小粒なのですが、たくさんとれれば同じこと。
 うまくすれば、あずきのあとにもう一作作れるかも、とせこいことを考えています。

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